Linuxからアホ話まで、何でもありでござる
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2008年03月01日

表計算ソフトは昔のWebページに似ている

[うんちくん]
Excelレガシー再生計画---目次:ITpro
Excelレガシーとは,企業の業務部門がExcelを使って自ら開発し,利用を続けてきた「業務システム」を指す。従来は手作業でこなしていた「基幹業務に付いて回る非定型業務」を処理するアプリケーションとして,現場で必須の存在である。

 だがExcelレガシーは長年改良を重ねてきたため,肥大化・老朽化し,しかも開発を担当した業務担当者が異動や退職でいなくなり,保守ができない状態になりつつある。加えて,内部統制の観点から,ブラックボックスのExcelレガシーは問題視されるようになった。
Excelに代表される表計算ソフトは日常の業務に深く入り込み、既に切り離せない状況になっています。基幹となるシステムがWindows系に置き換わってきた理由のひとつに、「簡単にデータをエクセルに落とせる」という謳い文句のもあるのではないかと思っています。

実際のところ、表計算ソフトはちょっとした作業の効率化や体裁を整えるのは非常に便利です。ですが、表計算のデータはデータテーブルのフォーマットが一様でないため、データの使いまわし(再利用)には不向きです。そのような表計算ソフトを日々のルーチンワーク、それもデータを継続して蓄えていかなければならないような業務に使おうとすれば、さまざまな問題が発生してくるのは当り前の事でしょう。

表計算ソフトを業務で活用していく上でのさまざまな問題点やそのソリューションなどは上記リンクを参考にしてもらうとして、データの再利用という観点でWebシステムに対比させながらこの問題を見てみましょう。

先にも書いた通り、表計算のデータは不定型です。表計算ソフトでは根本となるデータとその加工および表示方法が混然一体となって構成されており、たとえるならBlogやWikiが出てくる以前のWebページに近いと言えるでしょう。昔からWebサイトを運営されている方はお分りかと思いますが、BlogやWikiが出てくる前はサイトスタイルに統一感を持たせたりデータの使いまわしをするのに手間と工夫が必要でした。その根本的な原因は、データと書式などが混然一体となっているため中身をよく知らないといじれないと言う点に尽きます。

それに対し、現在のBlogやWikiはデータの格納場所と表現させるための書式の格納場所がほぼ分離しており、書式を決めてやれば後はデータを作っていくだけになっています。データの加工はスタイルシートやテンプレートを変えることで実現できますし、書式を変える段階でデータ自体が変わってしまったりデータを消失させる危険性も少なくなっています。

表計算ソフトが蔓延る前、企業はホストにデータベースを入れ、端末からデータを出し入れしていました。加工の自由度は低かったかもしれませんが、逆に混乱も少なかったように思います。それはデータはデータで独立していたからに他なりません。表計算ソフトはユーザの自由度を飛躍的に上げたかも知れませんが、不必要なデータを氾濫させ、定型業務を不定型なものにしてしまったのも事実でしょう。

Blogがここまで流行ったのは「定型フォームにデータを入れていけばWebページができあがる」という敷居の低さにあったのは言うまでもありません。表計算ソフトもデータを取り扱う敷居を飛躍的に下げました。しかし、BlogやWikiはデータはしっかりと分離独立させながら端末の自由度を上げたようなものであるのに対し、表計算ソフトはデータとその他の境目を今まで以上に曖昧にしてしまったことは大きな問題です。

表計算ソフトの呪縛から逃れるためには、まずは表計算ソフト内へデータを格納するのを止めることが重要でしょう。データの囲い込みと分散およびブラックボックス化は百害あって一理なしです。表計算ソフトはデータ加工と表示だけために使うようにして、データはDBに保存するようにしていくのが理想かもしれません。そのためには表計算ソフトの機能を絞りこむのもひとつの手かと思います。うがった言い方をすれば、とりあえず表計算で何でも出来ちゃうのが原因という話もありますからね。

最後にExcel信者の方々へ苦言。ExcelにはExcelの謎。消える「16桁目」の怪なんて話もありますので、盲信はしないほうがよろしいかと思いますよ、ええ。

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2007年12月21日

UFOが存在しないはずは無い

[うんちくん]
SANSPO.COMのニュース速報によると、「UFOは存在しません」 政府が正式に否定したらしい。こんなお気楽極楽な話が政府から出てくることについての是非はさておく。政府はUFOの存在を正式に否定したわけだが、町村官房長官は「個人的にはUFOいると思う」町村官房長官会見(18日午後)なんてコメントを出しているようだ。

まさに「日本オワタ」って雰囲気だが、UFOがいないという見解は100%まちがいである。UFOとは「Unidentified Flying Object」(アナイデンティファイド・フライング・オブジェクト)の頭文字をとったもので、未確認飛行物体のことを言う(未確認飛行物体 参照)。つまり、何であるか確認されていない飛行体のことを指すのであって、エイリアンが乗った空飛ぶ円盤の事を言うのでは無い。ちなみに空飛ぶ円盤はFlying Disc、Flying Saucerを指す。

本来の意味のUFOが存在しないということは、空を飛ぶ物体は全て何であるか判明していると言うことである。これはまさに「そんなことあるか馬鹿」と叫びたい衝動にかられる判断である。このような本来の持つ意味を全く無視した言葉の使いかたを政府自らするということが、まさに「日本オワタ」なのだ。

UFOをエイリアンの乗物を指す言葉として用いるのは、クラッカーをハッカーと呼ぶくらい違和感があるのだが、それは俺だけなのかな?

つか、肯定も出来ないけど100%否定出来ることでも無いこんな話を、政府がするなよな。ほんとにもー。

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2007年12月13日

勧誘電話撃退方法

[うんちくん]
年度末や師走になると怪しげな勧誘電話がかかってくることが多くなる。慌てて金を作ろうとしているんだろうが、そんな駆け込み乗車しているからダメなんだって。だけど、この時期は忙しさに気を取られて引っかかるアホウも多いんだろうな。そういう意味ではきちんとマーケットを調べていると言えなくもないかもしれん。

例に洩れず俺の所にも怪しげな電話が掛かってきた。
「もしもしおやじまんさまですか?」
「そうです。(誰だこいつ)」
「おやじまんさまはマンション経営などにご興味ございませんか?」
「・・・(勧誘かよ、うざいね)」
「もし興味がお有りでしたら、今日御自宅の方に資料をお送り致しましたので・・・」
「あぁ?自宅に送った?なんで俺の自宅の住所知ってんの?
「そ、それは名簿会社の方から・・・

馬鹿だねコイツ。そんなこと正直に言うか?いくら怪しげな会社でも、こんなアホウは使わない方がいいと思うよ。というかちゃんと教育しないとだめだよ。
「おやじまんさまは財テクとかに御興味はございませんか?」
「名簿会社ねぇ。俺は俺の住所の入手経路の方が興味あるなぁ。」
「もし興味がございましたらですね・・・」
「それよりさぁ、この個人情報の取り扱いが厳しい御時世にどこからどうやって俺の住所を仕入れたのか、もっとkwsk・・・」
(ガチャッ)

あら、電話切られちゃった。最初からロケットランチャーぶちこむような真似をしないで、もう少しいたぶればよかったなぁ。残念。

おっと、ケーススタディだけじゃだめですかそうですかそうですね。このような意味不明の勧誘電話が掛かってきた場合の撃退は次の通り。
1、相手の質問には答えない。
2、どうやってこの電話番号を知ったのか逆質問する。
3、話を切り返されたら、相手の名前・連絡先などを質問してメモすることを伝え、その上で再度電話番号を入手した経路を質問する。
4、何を言われても、こちらの要求に答えるのが先と伝える。

こういった相手は話をたたみかけて来るのは得意なんだが、逆質問には弱かったりするので個人情報保護法を盾に取って攻撃するのがGJ。多分3の段階あたりで相手が自ら電話を切るだろう。

なお、このエントリは自動的には消滅しない(当り前)。健闘を祈る。

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2007年11月29日

りんごピラミッド3131個に関する追加考察

[うんちくん]
先日リンゴ3131個でピラミッドは出来ないというエントリを書いたんだけど、これって書きながらもますます興味が湧いてくる題材だよね。

元ネタをよく見ると、このピラミッド、どうやら表面だけをりんごで覆っただけみたい。写真のりんごを数えてみると、どうやら底辺は40個前後の様だね。表面だけの個数で3131個になるか検証してみようね。

表面だけの個数を算出するにはどうしたらいいかというと、例えば4x4のピラミッドを作ったとしたら、その中にある2x2のピラミッドを引いちゃえばいいわけ。だから底辺n個のりんごピラミッドの底面を除いた表面にあるりんごの個数は、底辺n個のりんごピラミッドの総個数-底辺(n-2)個のりんごピラミッドの総個数って計算式になる。おお、簡単簡単。

それから、写真を見ていてふと思ったのが、「これ全部りんごで作ったとして、一番下にあるりんごってつぶれないんだろうか」ってこと。りんごって果物は結構重くて、標準的なふじとかだと1個あたり250g前後ある。4個で1kgね。

で、3131個となると、大体800kg近いわけだよ。もうすぐ1tだよ。りんご1個の強度はというと、大人が踏んづけるとつぶれるから数10kgなにがしだと思う。3131個重ねたら、何だか痛みそうな感じがしないでもないよね。

ということでこれも計算してみました。


PDF

結果は3131個って数はどこにも出てこないし、重さに関してはアレレ?って感じ。重さは全然余裕って所かな?1段増えるに従って1個あたりの加重が大体80g程度増えていくだけ。よく考えたらそうだよね。くだらねー。

あんまり面白い結果じゃなかったなぁ。残念。

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2007年11月23日

「パチ(ンコ|スロ)での必勝法」とは言えない

[うんちくん]
これもちょっと突っ込んでみたかったので屁理屈で絡んでみる。タイトルのンコが面白かったからで特に他意はない。

あるはずのない「パチ(ンコ|スロ)での必勝法」が実はあったという話 | Shin x blog

元ネタのあるはずのない「カジノでの必勝法」が実はあったという話は理論的に破綻している部分はなく、100%儲かるしくみである。一般的に必勝法とは「勝つ可能性が高くなる方法」を言うのかもしれないが、本来必勝法とは「必ず勝つ方法」である。必勝には「必ず勝とうとする」という意味もあるようだが、それを言っちゃぁおしめぇよ姓は車名は虎次郎なのでこの意味は無視する。

さて、問題のあるはずのない「パチ(ンコ|スロ)での必勝法」が実はあったという話であるが、「期待値が目標値を上回る台を開店時から閉店時から打ち続ければ良い」という方法を必勝法とは決して言わない。なぜならその期待値が目標値を上回る台を判別できないからだ。ネタ元のJackpotが関連しているマシンを全て抑えて100%確実なものにするのとは全く違うのである。また、期待値が目標値を上回る台があると言うのも再現性もなく裏付ける根拠もないので、必勝法の存在を肯定する理由にはなり得ない。

この場合の必勝法は「期待値が目標値を上回る台」を判断する方法を述べなくてはならないのである。それも100%確実な方法を。それこそが「必勝法」であって、それを示さない限り必勝法があるとは言えないのである。このエントリは賊に言う「ニセ科学」の論法に近いと言えるだろう。PHPでWEB+DBシステムの開発をやっている理系の人とは思えない御意見でビックル・・・以下自粛。いや、多分読手の力量を計っているんだろう。

つか、設定6(ホール発表)でも負ける俺みたいなのもいるんだけど。期待値が目標値を上回る台でも引けないの、俺は。そんな俺は例外中の例外なんですか?しくしく。


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2007年11月20日

革ジャンはあったかくなんかない

[うんちくん]
先日つらつらとRSSリーダに溜った記事を読んでいたら、結構突っ込みを入れたくなるような話があった。タイトルにしたのはその中のひとつ。

そのエントリでは「革ジャンってあったかい」なんて書いてあったのだが、基本的に「皮革」というのは暖かいものでは無い。「皮革」は通気性もある程度あるし、冷気を遮断する「空気層」も持ち合わせていない。そんな「皮革」が暖かいはずはないのである。俺も若いころは革ジャンどころか革のツナギでオートバイを乗り回していたのだが、革ツナギなんて全然あったかくない。そりゃ普通のジーンズなどよりは通気性も低いので少しは暖かいのだが、気温がぐっと下がった状態では皮革自体が冷たくなってしまい、タイツなどを履いて少しでも空気の層を作ってやらないと寒くてしかたがないのだ。

ウインドブレーカーのような風を通さない薄手のものでも中にセーターなどを着込むとかなり暖かくなるのは、断熱する空気の層が保持できるからである。寒い時は服の中に新聞紙を入れればいいというのも、服の中に空気の層を作るための知恵だ。皮革自体は通気性がある上に気密性を保持するための柔軟性もない。その上水は浸みるし重い。暖かさを求めるのであれば、革ジャンなんて全然なっちゃいないのだ。機能的に見れば、市販されている服ではスキーウエアに近いものが一番暖かいのである。空気は通さず水蒸気は逃すためムレず、そして高性能な断熱材が入っている。あれほど暖かいものはない。

オートバイなどでは時速が10km/h上がると体感温度は1℃下がると言われている。外気温が5℃程度で、100km/h出したらそれだけで−5℃である。そんな中でも危険防止のため革ツナギを着て、その上からスキーウエアを着るとものすごく暖かい。革だけでは絶対こうはいかない。

繰り返して言うが、皮革は暖かくない。毛皮も皮革を外に出して毛を内側にするのであれば空気を保持できるため暖かいかもしれないが、外に毛を出してもそんなに暖かいはずは無いのである。革が暖かいと思っている人は認識を改めた方がいいと思う。

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2007年11月16日

次世代無線免許割り当てについて

[うんちくん]
次世代無線、KDDI陣営が確実に 残り1枠に3陣営

まず不思議に思うのは、なぜこのような情報が流れてくるのかと言うことである。このような許認可については、中身はどうであれ表面上は「公平」を期するべき事柄であるはずだ。それなのになぜ一部分だけの情報が伝わってくるのかよくわからない。密室で決めるのだから、せめて発表は公平にするべきであるし、決めた理由くらいは発表するべきだろう。それさえも出来ないもしくはやる気の無い総務省に許認可権があることが、果たして正しいことなのか甚だ疑問だ。

もしこれが総務省からのリークであるならば、そのリークした人間を徹底的に究明するべきであり、そのリークする姿勢を厳しく問うのもマズゴミマスコミの役目のはずである。なぜならこのような情報によって、必ず利害関係が発生するからだ。だからカッコだけでも公平を期す必要があるのである。しかしそのような意識は総務省にもマズゴミマスコミにも全く無いようだ。

極端な話をすれば、これはまさに今話題の守屋前事務次官と特定企業の話とかと根っこを同くするものだ。国の行く末を左右するよほどの事以外の許認可権なんて、早くなくしたほうがいい。民主党が天下り云々で56年ぶりに国会同意人事に「不同意」したらしいが、そんな「蝿が発生したから殺虫剤を撒く」場当たり的な対処ではなく、「蝿が発生している腐った死骸の処理」を早く進めるべきであろう。

それにしても残り一陣営はWillcomが有力だというのは意外だ。

NIKKEI NET(日経ネット):次世代無線免許、KDDI陣営へ・ウィルコムも有力

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2007年10月16日

霜降り肉っておいしいか?

[うんちくん]
先日、平成教育委員会を見ていたら、給食の時間にいつもと変わらず霜降り牛がでた。日本人の霜降り信仰はほとんど崇拝のレベルに達しているといって良いだろう。一枚2万はするというその肉をうまそうにほおばる回答者たち。
うわー、やわらかーい!!
お箸で肉が切れる。幸せ!!
などとたわけたことをほざいている。

まずいっておくが、霜降り肉とは筋肉繊維の間に脂肪が入り込んだもので、普通に生きている生き物にはあまり見られない肉質なのだ。そのことをわかっているのか。いわば奇形肉ってことだ。確かに霜降り牛の歯触りは通常の肉からは想像できないシャクシャクという食感がある。若干の歯ごたえはあるが、数回噛んでしまえばその形はほとんどなくなってしまうほど柔かい。なぜ柔らかいのか。それは組織の間に油が入っているからで、筋肉繊維自体が柔らかい訳ではない。

そもそも肉というもの、よく噛むことでたんぱく質をアミノ酸に分解し、そのアミノ酸のうまさを味わうもののはずだ。その点では噛めば噛むほど味の出るするめに近いと言って良いかもしれない。霜降り牛なんて、本来の赤身肉の持つうまさなどもちあわせていないのである。

だから、さきのような会話にはいつも
うわー、やわらかーい!!
そりゃ油だもの。柔らかいさ。
お箸で肉が切れる。幸せ!!
柔らかいのがそんなにいいんだったら、なんでもミンチにして食えやこのヴォケが。
などと一人ツッコミしている俺である。

いや、まじめに日本人には柔らかいものと白いものがうけるんですよ、ええ。それさえ出しておけば間違いなし。

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2007年09月21日

毎日更新の秘訣は

[うんちくん]
BlogPeople ReviewMe!紹介文&応援メッセージに「毎日更新」という単語が出ていた。可能な限り毎日更新するようにしてから既に3年近く経っているが、もしかしたら出来そうで出来ない事なのかもしれない。

ブログを書きはじめのころは書くネタをたくさん持っているのが普通だろう。書きたい衝動があるから始めるという面もあるから至極当然のことだ。しかし、そのネタは無尽蔵にあるわけではなく、放っておけばいつかは必ずネタ切れする。ブログを始めた人がある時期にかならずと言っていいほどぶつかる壁が、この書くことがなくなるという「ネタ切れ」であると思う。どうすればネタ切れしないのか、そして、どうすれば毎日書いていけるのか、実体験を交えてお教えしよう。

ネタ切れを防止するにはネタ集めするしかない。当り前すぎて書くのもはばかられるような答えだが、実際それしかいいようが無い。新聞、週刊誌、TVのニュース、それにもちろん他のBlogなど、情報収集を怠ってはいけない。しかし、集めりゃいいってもんでもないのである。俺の場合、気がついたらRSSリーダに登録しているサイトが500を越えていたりして、自分の事ながら呆れつつびっくりする。ここまで登録しても全て読める程の時間は無いので実際はスクロールさせて眺めているというレベルだ。全然役に立っていないどころか混乱しているといってもいい。能力と時間とデータ量を間違えると全然役に立たなくなったりするが、これはその良い例かもしれん。

話を戻すが、ネタ集めにはコツがあるのだ。自分の感情が比較的大きく動いた場面を記憶または記録しておけばいいのである。面白いもの、興味をそそるもの、腹立たしいものなど、一日に数回何かに遭遇しているはずである。その場面とその時に思ったことを核として話を広げていけばいいのだ。俺は面白いエントリがあればはてなブクマしておくし、面白い会話があれば何かにメモしておく。そうすれば意外と身の回りはネタだらけということに気がつくこと間違いない。日によってはなんにも無い日もあるし、ネタばっかりあってタマラン日もある。また体調によって感じかたも変わってくる。しかし、少なくともネタが尽きることは無くなるはずだ。ほんの些細な事でいいのだ。実際、俺の場合も毎日更新しているわけではなくて、気分が乗ったときに書きためしている。そして一日1エントリづつ公開していくようにしている。

ネタが集まったら、あとはそれをどんな形にするかである。Blogの場合はそのほとんどを文章で書くしかないのだが、重要なのはその書き方だ。これは個人の好みに左右されるが、自分が後から読む気になるように書くことは最低限必要である。一番の読者は自分自身なのだよ、諸君。はてなアンテナみたいなニュースコピペばかりとかあまりに乱暴な文体とか改行ばかりしてる散文とかとかとかとか、そんなの後から読みたいと思うのか自分の胸に手を当てて考えろやと思うサイトは少なくない。

また、全力投球で書くのもお薦めしない。全知全能をかけてBlog更新している人もいるだろうが、そういう人は突然人体発火し燃えつきて灰になりカドルトかけてもロストしてしまいかねないので要注意だ。また、エネルギー充填120%したエントリの後は、前のエントリに見劣りしないようにという意味の無い不必要な力が入ってしまったりする。その自分のハードルに負け、書くのが恐くなっている人もいるだろう。だからこそ必要以上に力は入れてはいけないのだ。遊び心を持って持てる力の50~60%で書きつづけることで、心肺機能は上がり筋力もつく。そして毎日書くことが全く苦にならなくなり、そのうちまぐれで面白い文章が書けたりなんだか知らねどはてなブクマされて急にアクセスが増えたりすることもある。そしてBlogPeople ReviewMe!の紹介文&応援メッセージに「毎日更新」という文字が出ていただけでここまで話を膨らませる事が出来るようになるのである。

ついでにこんなまぐれに遭遇することもあるのだよ。



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2007年08月28日

引用の多用は無用で不毛な議論を招くだけ

[うんちくん]
パソコン通信のころからの話だが、ネットでは相手を論破する手法として、相手の文章の一部を引用して反論するという手法が用いられる事が多い。第三者へ与える印象を考えると「引用して反論」というのは非常に有効的な手法だといえる。なぜなら、明らかに間違っていると思われる文章や違う意味に取れるような書き方のところなど、自分に都合にいいところだけを抜き出して叩けるからである。

以前どこかのTV番組で
オートバイのフロントフォークを固定する部品は、その部品を金鎚で叩いただけで割れてしまう。前輪を支える重要な部品にこのような壊れやすい素材を使っている機械がオートバイなのだ。そんな機械が安全といえるのか。
と言うような主張をしていたことがあった。

このフロントフォークを固定する部品は、構造的にも衝撃のほとんどをフロントフォークが吸収するため、金鎚で叩くような瞬間的に大きな衝撃が加わる部品ではない。加わる力の方向も逆だ。

フロントフォークを固定している部品の強度は、車体の剛性を左右する大事な部分である。あの部品が強度不足だと、オートバイはまっすぐ走らなくなる。この剛性の差は、ハイスピード巡行やコーナリング、さらにはコーナリング中にギャップを乗り越えるときなど、車体に強い力が加わるときに安定感の差となって顕著に表れる。硬い鉄を用いているのにはそれなりの理由があるのだ。しかし、硬い鉄は硬さを得る代わりに粘りを失う。硬い鉄は、通常加わらないような力を瞬間的に与えたら割れて当り前なのである。そんな事もわからないくせにバカも休み休み言えというような信じられない理論なのだが、TVを見た人は単純に「あんな壊れやすいもので前輪を支えているんだ」としか思わないだろう。

そもそも、金鎚で叩いたら車のフロントガラスだって割れてしまう。それなのに、車のフロントガラスについては「こんなヤワな部品では危ない」とは決して言わない。誠に不思議である。まっすぐ走らないオートバイとまっすぐ走るオートバイ、あなたならどちらを選ぶだろうか。

引用という手法は、これと似たような事をしている場合が多い。全体像を明らかにせずネガティブな一部分だけを抜き出してクローズアップする。そんな危うさが引用には必ずつきまとうのである。

引用を多用する人はその危うさを逆に利用し、自分に有利なように書いている人が多い。それが故意か無意識かはわからない。前にも注意することと怒ることの違いというエントリで似たようなことを書いたが、引用を多用する人はただ単に相手に自分の意見を押しつけたいだけなのだろうと思う。別にそれが悪いとは言わない。だけどそれは単に相手をやっつけ、優越感を味わいたいという自己満足のためだけではないのか。そんなことに何か意味があるのか、はなはだ疑問だ。

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2007年08月11日

出来る(と言われる)人とそうでない人の違い

[うんちくん]
仕事でも何でも「出来る」と言われる人とそうでない人がいる。その決定的な違いは何だろうか。やった後の結果だろうか。

いや、ちがう。決定的な違いは「スピード」だ。「出来る」と言われている人は、ほぼ例外なく開始から終了までに要する時間が短い。そして、「やっつけ」仕事のように見える時もあるかもしれないが、高負荷の時の瞬発力が違う。

瞬間的に大きな力を間違えずに出せるということは、起こりうる事態を前もって想定しているからに他ならない。将来を予測しさまざまな事態を想定する。そして想定される事態に関して既に解決策を持っているからこそ、ある事態に遭遇したときに的確に状況を分析して的確な対応策が立てられるのだ。だから速く正確なのである。そういう訓練を積んできた人は、予期せぬ問題を投げかけたときもレスポンスが速い。その問題の最終型や根本的な原因まで、瞬時に頭の中に思い描いているのだろうと思う。

世の中、何も考えていない人間は多い。毎日同じ事を繰り返しただただ時間を浪費するだけ、そんな人間ばかりだ。しかし、なにごとにも「なぜ?」という疑問を持ち深く掘り下げて考えることで、いざと言うときに人より半歩速く踏み出せるようになる。そのスピードが心に余裕を持たせ、より正確に速くこなせるようになっていくだろう。もしかしたら俺も「出来る人」の仲間入ができるかもしれないね。

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2007年08月09日

あらゆる手段を使って逃げろ

[うんちくん]
知的好奇心解放 - マ儿コの日記 - レールから外れたら人生オシマイ幻想の被害者

結構な数の人間がわかっていても口に出せないのではと思うので、敢えて言わせていただきましょう。

かなりの人が困難を真正面から受け止めて戦っているようなつもりになっているのかもしれませんが、本当にそうでしょうか。断言させていただきますが、人生は正面から立ち向かう事の方が圧倒的に少ないです。戦う姿勢はあっても、そのほとんどが逃げることから始まっています。逃げるという言葉の持つイメージがネガティブなので、「回避する」と言い替えてもいいかもしれません。

例えば受験。自分の学力では絶対に入れない学校を受験しますか?普通は手が届く可能性のある範囲で選んでいるはずです。相対的な限定された世界の中で多少の戦いをしているだけです。自分にとって「がんばっている」という意識が心地よいので努力していると思いがちですが、現実はリスク回避から始まっています。

もし最短距離の帰宅路の途中にヤバい連中の溜り場があったとしたら、帰り道が多少遠回りになってもその溜り場から距離をとりませんか?正面から立ち向かうのであれば、このヤバい連中を蹴散らしてしまうべきでしょうが、まずそんなことはしません。これも立派な「回避」です。これはちょっとたとえがおかしいかな。

そもそも、勝てる見込みのないものに勝負を挑むこと自体がナンセンスです。勝てる勝負しかしなければ負けることはありません。勝てそうになかったら戦うべきではなく、逃げなきゃならないのです。そんな当り前のことを忘れている人が多すぎるように思います。竹槍では戦車を倒せないんですよ。武器が竹槍しかない状態で戦車に追っかけられたら、まずは逃げて危険回避するのが普通でしょう。回避しないと次の戦いの準備さえ出来ませんからね。

では、なぜ勝算もないのに勝負するのでしょう。それは、自分の力を過信してしまうこと、相手の戦力などの状況を見誤ることが大きな原因です。また、自分はこんな困難に立ち向かっているのだといった自己陶酔は厳禁です。このような感情は判断を不正確にさせる大きな要因となります。ドライに客観的に勝てる可能性を計測し判断する、「敵を知り己を知らば百戦危うからず」とはそういう事です。

「まずは逃げてしまえ」という考えを卑怯だとかずるいとか感じる人は今までに変な思考回路を埋め込まれていますので、あなたにそういう教育をしてくれた人とは距離を置くことをお薦めします。まず教えなければならないのは、自分を守る術でなければいけません。自覚しているか否かにかかわらず、その人はあなたがとても大きな犬に追いかけられたときに逃げ道を塞いで「あの犬を倒せ」と言う人であり、あなたを滅ぼしてしまう人です。

回避する場合は
1、不必要な戦いはしないこと
2、回避策はあらかじめ複数持つこと
3、回避するときは最適な回避策を選択すること
4、やみくもに逃げるだけではなく、次の一手も考えながら回避すること
といった事を念頭に回避すれば良いでしょう。逆説的になりますが、この「回避策」がいわゆる「レール」であって、この「レール」を多数持つ事が「よりよい解決」につながるのです。

人は自分一人で責任を負うのがつらいため、何かあれば人のせいにします。こうなったのは敷かれたレールを進んでしまったせいだとか言いたがるのは、こんな自体を招いたのは自分のせいじゃないと自分を正当化したいためでしかありません(ただし、これも一種の「回避策」です)。

全て自分で決め全て自分で受け止めるのは辛いことです。耐え切れないと感じる人も多いかもしれません。だからこそ逃げなければならないのです。それに、よほどの犯罪などに手を染めない限り、どんな失敗したって数人の人から責められる程度じゃないですか。そんな責めからはさっさと逃げ出せばよろしい。耳を塞いで責める奴に会わないようにすればいいだけです。一番の問題は自分を責めてしまう自分自身にあります。自分で勝手に願望し、願望を実現出来ない自分に腹を立て失望し、そして自分を責める。自分で勝手に決め込んでいるだけなのに、おかしい話ですよね。自分は自分で逃してやらなきゃ、誰が逃してやるんですか?

今走っているレールは一本でも、敷くレールは一本じゃないんですよ。そして、そのレールをどう敷くのか、どこを壊してどこに繋げるのか、どこでポイントを切替えるのか、それを決めるのは自分です。ループしたって構わないし、バックしてもいい。長い時間止まっていても構わないのです。自分という列車が走っていく様を見るのって楽しくないですか?それを生きがいって言うんじゃないのかな。

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2007年08月03日

アクセスアップのために読みやすい文章を書く11のポイント

[うんちくん]
なんだか「hogehogeするためのhonyararaのfugafuga」みたいなタイトルが流行っているようなので真似してみますよ。内容はあまり無いようです、悪しからず。

読み易い文章は再訪問の動機付けになることがあります。逆に、読みにくい文章は読者離れを招き、アクセス数ダウンにつながります。アクセスアップを狙ためには読みやすい文章にすることが必要不可欠といえるでしょう。

読みやすい文章に仕上げるにはコツがあります。そのポイントを上げてみましょう。

1、句点を多用しない
句点は思考を一旦止める効果があります。そのため、文脈を区切るには有効ですが、多用すると文章が頭に入ってこなくなります。
良い例 隣の客は、よく柿食う客だ。
悪い例 隣の、客はよく、柿、食う、客だ。
悪い例は意味不明になっていますね。

2、一文の長さは適切に
句点の使用とも相通じますが、一文をあまり長くすると、頭の中がスパゲティ状態になってしまいます。といっても、短い文章だけというのも読みにくいものです。適切な長さで文章をまとめることで、読み易さが格段に改善します。
悪い例
句点の使用とも、相通じますが、一文を、あまり、長くすると、頭の中がスパゲティ状態になりますのが、短い文章だけというのも、読みにくいものですので、適切な長さで、文章をまとめることで、読み易さが、格段に、向上します。
何言ってんだかさっぱりわかりませんね。

3、専門用語の利用は控えめに
文章を読んでいるときに知らない言葉に出会うと、人間の思考はその知らない単語に引きつけられてしまいます。読むスピードは落ち、話の内容も少し判らなくなってしまうかもしれません。あなたが知っている単語は、みんなが知っているとは限らないのです。特に専門用語は知らない人も多いため、その使用には細心の注意を払う必要があります。
お探しの答えでは無かったですか?(^^;

4、敬体と常体をいっしょにしない
敬体(いわゆる「です、ます」調)には軟らかいイメージ、常体(「だ、である」調)には硬いイメージがあり、文体によって印象はだいぶ変わります。内容によって文体は使い分けると効果的です。かといって、会話の部分以外で常体と敬体を一緒に使うのは避けるべきです。これは作文の基礎ですね。
悪い例 常体と敬体を混ぜて使うのは避けるべきである。それでもいいと思う人もいるかもしれませんが、違和感を感じる人も多々存在する。どちらかに統一するのが望ましいでしょう。
きもちわり。

5、否定の否定などは2回まで
否定の否定などで表現すると、意味が強調されたりします。使いかたによっては効果的な表現法ですが、何度もやるとどっちの意味かわからなくなります。
悪い例 否定表現の否定は、その使用方法によって、さほど有効でないとは断言出来ない場合もないとはいえない。
6、適度に改行をする
文章の内容は当然重要ですが、案外見ためというのも「読んでみよう」という意識を左右するものです。べたべたに長い文章などは、見た瞬間に読む気が失せることもあるでしょう。ぱっと見た目のレイアウトも考慮しましょう。

7、文章の長さは計画的に
1行エントリや原稿用紙10枚以上レベルの力作など、エントリの長さはいろいろあります。あまり短いと読みごたえがなく、長すぎると途中で読むのをやめたくなります。全体のレイアウトにも左右されますが、1ページに収まるくらいがストレスなく読める長さかも知れません。

8、F字型閲覧を利用する
検索サイトでは、Fの文字のように視線が移ると言われています。サイトの文章も、一番重要なのはまずタイトル、その次が出だしの数行でしょう。この段階で読み手の心を掴まねば「はいそれまでよ」です。

9、「だが」のネストしない
否定の否定と似ていますが、「~だが」は一文で一度の使用として「~である。~だ」でしめくくるとすっきりします。
悪い例 否定の否定に似ているのだが、「だが」使用の効用は否定できないのだが、本来ダガーは短剣のことだが全く意味が違うのだが、これでは意味が全く判らないのだがだがふんがー。

10、文章を寝かせる
書いた文章はすぐにアップしないで、数日間寝かせたあとに読み直すことをお薦めします。「文章を寝かせる」ことによって、文章を考えた頭脳が熟成し、数日後に読み直したときに書き足りなかった所やおかしな部分がよく見えてくるでしょう。

11、たくさん本を読む
ルー大柴風に言えば「メニィなブックをリードする」でしょうが、最後はここにたどり着きます。良い文章をたくさん読むことが、読みやすくわかりやすい文章を作れるようになる一番の早道でしょう。十分な推敲で良い文章にするのもとても必要な作業ですが、書いた時点である程度まとまっていればその後の推敲も楽になるのはいうまでもありませんね。

じゃっ。

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2007年08月01日

ミクシィが安全になるためには何をすればいいのか

[うんちくん]
J-CAST ニュース : ミクシィで売春「募集広告」 安心サイトのアブナイ現実

さしたる根拠もなくミクシィは安心だと思っている方が片腹痛く、これはまるで実名にすれば云々…(つまらないので以下自粛)

戯言はさておき、この状況はMS社のOSとダブって見えるのは俺だけでしょうか。安心安全という評判はユーザ数が少ない頃だけの話で、いろんな人がかかわってくるとボロが出まくりさあ大変なんてあまりにも似ています。今のミクシィの状態は、例えるなら「トロイの木馬」を受け入れてしまったWindowsといったところでしょうか。バックドアは仕掛けられるはファイルは感染していくはで、このまま行けば崩壊間違い無しです。ファイアウオールもウイルス対策ソフトもない、そしてパッチも当てていない脆弱なこのWindowsマシンの中には、悪企みを持つものが涎を垂らしてしまうほどのおいしい情報が無造作に置いてあるのです。その情報を狙うなという方が無理でしょう。

このような状態に陥ったのは、簡単に言えばミクシィの敷居が下がったからです。それなりの信用できる人からの紹介が無ければアカウントがもらえない、そして紹介した人も紹介された人も信用度が高い。それがミクシィの価値であり存在意義であったはずです。平たく言えば、昔は会員制の高級クラブだったのに、今は会員カードを乱発した居酒屋になってしまっています。今のミクシィにとっては、再びアカウントの価値を上げることが最重要命題でしょう。その価値をもう一度取り戻さない限り、ミクシィの復活は絶対にありえません。

現状を維持したままこの危機を打破する手段はあるのでしょうか。多分無いでしょうね。いくら対策を打っても無理です。なぜなら、すでに多数のウィルス・ワーム(なユーザ)に感染してしまっているからです。そのウィルスやワームを完全に除去するためには新規インストールしかありません。つまり、一旦全てを破棄して再スタートするしかないのです。もっと具体的に言うなら、ウィルスやワームなユーザの排除が必要不可欠で、そのためには今の全ユーザを一旦登録抹消するしかありません。

ミクシィのアカウントを取得しにくくしてユーザを再登録させるとか、新たに(現状の有料プレミアでない)プレミアをつけたミクシィを立ち上げるとか、方法はいくつかあるでしょう。そうやってミクシィアカウントの価値を上げることが、必ずやファイアウオールやウイルス対策ソフトやパッチあてと同じ効果をもたらすでしょう。まぁ、無理だろうけど。

がんばってね、ミクシィくん。爆発しても鎮火しても燃えつきても建て直しても、その様子だけは草葉の蔭から野次馬見物させてもらうのでよろしくね。

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2007年07月20日

注意することと怒ることの違い

[うんちくん]
俺が中学生のころの話である。俺の学校では給食で余った牛乳を飲んでもいいことになっていた。俺はサッカーの練習が終わった後その余った牛乳を飲んでいたのだが、そこへとある女教師がやってきて「飲むのをやめろ」と言う。飲んでもいいと言われているものに対して「飲むな」と言われる理由がさっぱりわからなかった俺は、その女教師に「なんで飲んじゃだめなのですか?」と聞いた。するとその女教師は「牛乳が悪くなっていたらどうするの?」と言う。確かに気温が高い日であったが、牛乳が悪くなっているかどうかぐらい飲んでみればわかる。だから俺は「別に悪くなっていないですよ。」と言って気にせず飲みつづけた。その女教師は俺をずっと睨みながら「飲むのをやめなさい。」と言いつづけたのだが、俺も悪くなっていないという自信があったので構わず飲み干した。気分が悪かったので、ついでにその女教師の前でもう一本飲んでやった。

女教師は半ヒステリー状態で飲むのをやめろと言いつづけ、親の仇を見るような目で俺を睨みつづけていた。俺も意地になって牛乳を飲んだ。ついでに「悪くなっているかどうか自分で飲んでみたらどうですか?」と言ったところ、ついに女教師はぶちきれたらしく退散していった。

実はこの女教師と俺は非常に相性が悪く、授業とかいろんな場面でぶつかることが多かった。俺にしてみれば、この女教師は辻褄があわない事ばかり言う理論的に破綻していている信じられないくらい馬鹿な教師であった。女教師にすれば、俺は屁理屈ばかり言う小生意気な生徒だったに違いない。そんな俺と女教師には信頼関係などこれっぽっちもなく、あるのは嫌悪感だけだったのである。

その嫌悪感が、たかが夏場の牛乳でさえ「注意」の皮をかぶった「怒り」を誘発するのだろう。信頼関係があるのであれば教師は一方的に「飲むな」とは言わないだろうし、俺も「俺を気遣っての注意」と受け取るに違いない。そして、俺が「悪くなっていないですよ。」と言ったら、自分で確かめるフリぐらいはしてくれるのではないか。

注意することと怒ることの根本的な違いは「嫌悪感があるか否か」ではないかと思う。もう少し具体的に言うと、注意することには個人的な嫌悪感はあまりなく相手のためを思って行うことが多いのに対し、怒ることには個人的な嫌悪感がきっかけとなっていると思うのだが、どうか。

ブログの炎上を見ていると、ことさら「嫌悪感」について思いが及んでいく。炎上の発端はなんであれ、途中からみえるのは理論のぶつかりあいではなく嫌悪感を正当化した怒りであり、その怒りはどちらかの相手を叩きのめすまで消えることはない。なんと不毛な事だろう。

嫌悪感はその人の価値観に左右される事が多く、個人差の大きな感覚であると思う。先日のエントリでウナギの餌に人糞や死体を使っていることについて書いたが、これとて国民性などに大きく左右されることだ。嫌悪感は価値観であり慣習である。だから「嫌悪感」では白黒つける事自体が無理なのである。決着は議論に勝ったかどうかではなくどちらが根負けしたかだけなのだ。議論しているようなフリをして自分の価値観を正当化し、その価値観を他人に押しつける。炎上させている人達は、そのことに気がついているのだろうか。

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