今日は昨日文句を言われたことに関して、一悶着あった。私は昨日文句を言われた某に、少なからず反論せねばならないと思って出社したのだが、午前中は某には取りつく島もないどころか、「お前のことは信用できない」とまで言われた。ここにいたる経緯についてやんわりと説明しようと考えていた私であったが、この一言で私の腹は決まった。
某と話をする前に、私は代表者に呼び出しを食らった。私としては大変都合のいいタイミングであった。代表者の真意を探る必要があったからだ。
私は代表者に、進言を聞く気があるのか、単刀直入に聞いた。代表者の一人の返答は「No」であった。もう一人は聞くべきだと言った。私は「これは代表者が決めることですので、私がとやかく言うものではありません。経営陣でよくお話し合いください。但し、Noとした場合、今後の選択肢はかなり狭められることになります。」と言ってその場を立ち去った。
その後、今度は某から呼び出しを食らった。どういういきさつなのか話せという。私は攻撃されて黙っているほどおとなしくはないし、行き過ぎた点はあったかもしれないが、なじられるようなこともしていない。私は率直に理由を述べた。
今回は率直に申し上げて、今までの経緯からあなたのことを信用できなかった為、代表者に相談申し上げた。出すぎた真似と言われるが、私は代表者に進言しただけであって、その決定は代表者が下したものであり、その決定について私は何も言われる筋合いはない。今回は代表者に進言したのであるから、その内容などについて私からあなたに報告するべきものではなく、必要とあらば代表者があなたにも話をするはずのものではないのか。
要は、人に泥をなすりつけるなと言うことである。こういうと某は黙ってしまった。話を続けると、どうやら某は「相談なしで進めた」ことだけに対して腹を立てているらしい。会社の行く末を左右する話を、代表権のない者、それも金融機関出身者に相談するとでも思っているのだろうか。思い上がりもはなはだしい。現在の経営不振の責任を取れといいたいくらいだ。話が出てからあれこれ言うのは金融機関の十八番。文句を言う前に、自分で動けばいいだけの話ではないか。
某は、最後には信用してくれといってきた。私は「信用して欲しいのであれば、それなりの行動を取ってもらいたい」と思ったのであるが、そこまで取締役にけちをつける必要もないし、あまりことを荒立てるのも得策ではない。私は「わかりました。混乱を招くことは私の本意ではありません。以後十分気を付けます。今回はすこし考えが浅かったのかもしれません。」といってその場を離れた。
その後、また代表者から呼ばれ「今後は代表者と某できちんとコンセンサスを取って進めていくことにしたから。」といわれた。今更なにおかいわんやである。
今回は代表者も某も私に泥をなすりつけようとしてきた。そんなシチュエーションなど想定済みだ。あまり人を馬鹿にしないでもらいたいものだ。引っかき回すと人の本心が良くわかる。今回の一件では、代表者、某とも信用できないことが良くわかった。客観的にみれば、経営者失格であろう。