現在使っているメインマシンは、SSD1TB+HDD4TB+HDD2TBの3ドライブ構成としている。以前はHDD1TBの起動ドライブ+HDD2TBのデータドライブの2ドライブで使っていたのだが、steamで購入したゲームがかなりの数になり、2TBのディスクがパンパンになってしまった。そこで2TBのドライブを4TBに置換したわけだけれど、その時購入したドライブがこれ。
Seagateは、かなり昔に結構痛い目にあったのでしばらく使わなかったのだが、HITACHIがHDD事業をWDに売却したあたりから、再び使うようになってきたメーカーだ。よく調べずに容量と安さとキャッシュのデカさだけで選んだこの製品、袋を開けて「4TBなのに薄いなー」というのが第一印象であった。
使っていて特に問題はなかったのだが、なんとなく動きが今まで使っていたHDDと違うような気がしていた。簡単に言ってしまえば遅いのだ。それに、動作音が今まで使ってきたHDDとは違う感じがしていた。音の質ではなく、リズムが違うのである。
調べてみると、今のHDDはCMRとSMRの2つの記録方式が存在しているらしい。CMRは今までと同じ記録方式だが、SMRはここ数年の技術とのこと。しばらく本格的にPCをグレードアップしてこなかったツケがここにも出てしまったようだ。このBarracudaは新しいSMR記録方式のHDDらしいのだ。このSMR、シーケンシャルな書き込みに特化しており、ランダムな書き込みは若干不得手らしい。このBarracudaを選ぶ際、キャッシュメモリが大きいというのもポイントだったのだが、トラックの書き換えをキャッシュを利用して行うためにキャッシュの容量が大きくなっているのだということにあとから気がつく。突然動きが遅くなったりすることがあったが、これもSMR方式の弊害のようだ。
PCをグレードアップし、余ったパーツで実験用PCをもう一台組むことにしたので、そのついでにこのHDDもCMR方式のものに置換することにした。選んだのはこれ。
このWD BlueにBarracudaのデータをそっくり移し替え、置換終了。ディスクのコピーには16時間かかりましたとさ。