丸山モリブデンのドライスプレーをチェーンに塗布してみたら、塗料のようにチェーンにくっついて離れず、ブラックチェーンがグレーなチェーンになってしまった。見た目が変わってしまったのは残念だが、その効果はどんなものか、早速走り出す。
ノイズはもともと少ないチェーンなので、ノイズ的な効果はほんの少ししか感じられない。脱脂したのでフリクションロスが増えるかもと思ったのだが、それもない。このあたりは効果があったのかもしれない。
一番効果があるように感じたのは、アクセルのオン・オフでのギクシャク感がかなり低減されたこと。何故なのかさっぱりわからんが、低いギアでアクセル操作をラフに行ってもギクシャクしにくいのである。チェーンが今まで以上になめらかに動いているのだろうか。
150Kmほど走り、チェーンを見てみると、プレートやピンの部分は全く変化なし。
流石にローラー部分は塗布された部分が剥げている。
チェーンはピンの部分が錆びやすいが、そもそも2重にメッキしているこのチェーンに、さらに丸山モリブデンでコートしたので、これでかなり錆は防げるはず。フリクションの変化や、シールチェーンの痛み具合はこれからの検証になる。チェーンは触っても全くオイル感がない。脱脂はうまく行っているようである。この状態であれば、チェーンがオイルでゴミや砂などを吸着することはないだろう。うまく行けば、チェンシコとはしばらくお別れになるかもしれない。