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2021年05月17日

日本人はいつからこんなに計算ができなくなったのか?

[これでいいのか]
コロナコロナでもう一年半、そろそろ正確な情報が出てきてしかるべきなのだが、TVなどは相も変わらず「感染者がー医療崩壊がー」と騒ぐだけ。それに乗せられて政治もまん延防止等重点措置とか緊急事態宣言とかを出しました(エヘン)のみ。世界と日本の感染者数を比較して「さざ波」と表現すれば大騒ぎになり、家庭内感染が一番多いにもかかわらず、大規模店舗とか映画館とかの営業を自粛させられる。GOTOはいつの間にか闇に葬られたが、GOTOトラベルで感染者が増えたというエビデンスはほぼない。また、飲食店の時短営業にもかかわらず、感染者の数に大きな変化は見られない。やっていることとその結果について検証されていないのだから、当然その効果などわかるはずもない。

さてここでもう一度おさらいすべき点が多々ある。まず「感染者」の定義だが、一般的には病気と思われる症状が発生し、その症状を医者が判断して「感染」という位置づけになる。だが、今回のコロナでは発症していなくてもPCR検査で陽性となれば「感染者」と呼ばれる。そのPCR検査はウイルスの一部を増殖させて判断するものらしく、今の陽性という判断は、検体の中にウイルスが5個あれば陽性と判断されるらしい。だが、発症するには少なくとも1万個のウイルスが必要だという。これでは検査陽性でも発症しないのは当たり前だ。しかし、このことは誰も報道しない。

PCR検査についても絶対に確実なものではないのは当初から言われてきている。検査陽性のうち本当に陽性である割合を示す感度は70%、非陽性者のうち本当に非陽性である確率を示す特異度は99%と言われているが、サクッと調べてもこの数値が正しいかどうかはわからなかった。もしこの感度・特異度が正しいとした場合、検査数を増やせば増やすほど検査精度はどんどん落ちていくのだが、このあたりは正しい方法で計算しないとわからない。そして、これを正確に報道するところは見当たらない。

死者数も然り。現在の死者数は死亡時にコロナウイルスの陽性反応は出ればコロナウイルス死者にカウントされる。例えば、死亡の主たる要因がガンであっても、死亡後の検査が陽性であればコロナウイルスの死者とカウントされる。コロナ感染者の死亡が高齢者に偏っているのもうなずける話だ。コロナ死亡者の平均年齢は日本人の平均寿命より高いという話もあるくらいである。実際にコロナウイルスに感染し、ECMOや人工呼吸器を用いても死亡してしまった人は、判明している人で1000人程度らしい。もしコロナウイルスがインフルエンザのような扱いであれば、コロナによる死者は1000人程度となっていた可能性があるわけだ。

要は、マスコミ・政治・一般市民全てが感覚だけ判断しているという状況なのだ。もう少し客観的なデータに基づいて考え判断したほうがよいのは言うまでもない。安全より安心とかがまかり通るのだから致し方ないのかもしれないが、そんな感情論だけで騒ぐから感染者が本当に少ない地域とかでも大騒ぎする事態になる。

江戸時代などは数学的能力が高かったはずの日本人だが、いつの間にか計算も出来なくなって来ているようだ。嘆かわしい限りだ。

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posted by oyajiman at 2021年05月17日 22:00:00



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