「つまらない大人」になる方法 - デマこいてんじゃねえ!
「つまらない大人とは減点方式でしか評価されない人の成れの果て」なんだそうだ。確かに言えるかもしれんね。だけど、物事ってだいたい適当なところで満足するというか、そんなもんじゃないかと。加点方式というとカッコいいけど、そもそも「このレベル(70点)で十分」みたいな仕事を100点目指してもしょうがないし、あまり喜ばれなかったりする。だけど、70点を下回ると突然文句が増える。減点主義と言うよりは、かかるコストとそれに対する評価(価値)の一番バランスの良いところを探している結果なんじゃなかろうか。
野球のピッチャーは、まず完全試合を目指して投げ始めるらしい。これがピッチャーにとっては100点だからだ。で、フォアボールを出したらノーヒットノーラン、ヒットを打たれたら無失点、失点したら勝投手・・・と、現状の中で最大の結果を目指すらしい。これってある意味では減点主義じゃなかろうか。
大企業とかで歯車となって働くのに、つまらなさとか面白さとかは全く必要ない。というか、求められていない。大体の人は、その行動が最小のコストで済むような方向に流れる。それだけ。仕事をしていて重宝されるのは、突然の困難を乗り越える瞬発力があるとかあらゆる事にそつなく対処できるとか、もしくはいつでもコンスタントに計算できる仕事をするという人が多い。これは減点主義とか加点主義とかとは全く関係ないような気がするけど、どうか。