高速道路の新料金が決まったようだ。基本は普通車2000円、軽自動車1000円、中・大型車5000円を上限とした料金で、土日祝の割引やETCの優遇もないらしい。土日祝1000円を狙ってETCをつけた人には、ちょっと残念な結果になった。
ETCの普及率は全体の4割程度らしい。しかし、高速を利用する車両の80%以上がETCをつけているという報告もある。つまり、よく高速を利用する人ほどETCをつけているということなのだろう。確かにETCは便利だ。
ただ、ETC搭載車両だけが大きな恩恵を受けられる現在の制度はどこかおかしい。ガソリン税や自動車税などは同じ負担をしているにもかかわらず、かたや土日祝日は上限1000円、かたや通常料金などというのはあまりにもおかしな話だ。そんな不公平感は今回の料金改訂で一掃されるが、今度はETCをつけている人のメリットが非常に少なくなってしまった感がある。
さて、この高速道路料金の改訂に、JRが文句を言っているらしい。確かにJRは打撃を受けるだろう。しかし、よーく考えてほしい。現在の移動に伴う費用はすべてJR料金がベースとなっている。高速道路はガソリン代も入れるとほぼJRと同じだし、高速バスの料金はJRの半分というのが基本だ。JRが高いからすべてが高いのだ。自分たちで高い料金に導いておきながら、値下げされると困るんだけど・・・は無いだろう。在来線をぶつ切りに寸断して長距離移動の選択肢を割高な新幹線だけにしておきながら、そんなことを平気で述べる神経がよく分らない。つか、新型車両とかの投入もいいけど、儲かっているから新型を開発投入できるんだよな。いいよなぁ殿様商売出来るところは。