【第6話】ダメな人間の10パターン:日経ビジネスオンライン
今までイケイケGOGO最高とかバブリーな経験が成功体験とか成長しないやつは最低とか、そういう考えがもてはやされてきた。それは単に社会がそういう人を優遇していただけで、よーく考えると、サッカーでみんなが一発狙いのFWだけだと試合にならないように、何事もバランスが大事なのは言うまでも無い。失敗する者がいるから成功もある。みんな成功するのであれば、それはもう成功とは言わないのだ。今までの価値基準での成功者を褒め称えるのはそろそろやめにしたほうがいいように思う。つか、成功者の価値基準ってなに?
企業もそうだが、最近は多様性をどこまで許容できるかでその企業や社会の成熟度が測れるのではないかと思うことが多くなった。モーレツ社員(死語)だけの会社が業績が上がるのかはなはだ疑問だし、モーレツ社員(死語)だけで意見がまとまるとも思えない。言葉は悪いが、遊んでいるような社員も多数雇用できるような余裕がなくてどうするのだと言いたい。
ということで、ダメな人間を作り上げる10パターンを上げてみる。
1、自分のことを「やればデキる人間」だと思わせる。
自分がデキないことを理解しないと、デキるようにならない。まずやらせてみる方が重要。つか、何でもデキる人間は「やればデキる」なんて思うまえにやってしまう。
2、何かを始めなければという脅迫観念を持たせる。
毎日同じことの繰り返しさえデキないのに、新しいことを始めるなどおこがましいにもほどがある。
3、社内の人間とでも仕事以外の会話など論外。
無理無駄を省くのもいいが、機械でさえ「遊び」がないと壊れることは覚えておいたほうがいい。
4、友人は多く作るべきだ。
わずらわしくない?単に都合のいい人と思われているだけかも。
5、悩みはすぐ先輩に相談せよ。
仕事の場合、後輩(部下)に失敗されると自分の首を絞めることになるのでこう教育される。それ以外でも相談という行為は、実際はあらかじめ持っている自分の意見に同意してもらいたいためにする場合がほとんど。つか、自分のことを自分で決めないでどうするといいたい。
6、何事も目標どおりに行かないと気がすまない。
うまくいくかどうかわからないから「目標」にするのであって、「僕は中学生になるのが目標です。」みたいな、ほぼ確実に起こることを目標にはしないことを忘れるな。大事なのは目標立案より修正能力。
7、まずは「ありがとう」と感謝する。
感謝という思考停止によるマインドコントロールであることを知るべし。なぜ感謝するのか考えろ。
8、相手によって応対を変えることが出来ない。
相手によって応対を変えないのは、雑魚キャラにBFGとかボスキャラにブラスターとか、「それはないわ」であることが多い。正直な対応と裏表のない対応は違う。
9、知り合いの有名人を紹介しない。
自分ひとりがよければOKなんですかね。
10、勉強会を盲信している。
参加することに意義があるわけではない。つか、為になる勉強会などそんなにないし、あったとすればそれはアナタの勉強不足が原因であることを認識すべし。
今の「成功」とか言われることがどういうことなのか、
『億万長者』というアメリカンジョークでも読んで考えるのも一興かもしれんね。