ハートネットTV「障害者殺傷事件から2年 福祉現場で働く人たちの“本音”」を見た。8月2日に再放送されるらしい。
身障者についていつも思うことは、「異形のものに見えてしまう」ことがすべての発端なのだろうということだ。そのため、どうしても恐怖がつきまとってしまうのである。これは十分認識する必要がある。この恐怖は経験や教育からくるものであり、恐怖感を持つことは致し方ない面もある。幼い子供が身障者に対して別け隔てなく接することが多いのは、この裏返しなのだ。接する距離を縮めると感じ方は全く変わることが多いのであるが、そのきっかけを持つ場面は非常に少ない。
小さい頃から身障者を必要以上に特別扱いせずに接する機会が増えれば、自ずと良い方向に向かうのではないかと思う。ただし、当事者を無視した「差別だ」意見は排除すべき。当事者でない「正義」をふりかざす輩は、別の意図があることが多いのでね。
ただ、どんな対策を講じても変わらない、相模原市の知的障害者福祉施設で19人を刺殺した元施設職員のような人間も一定数いるのは間違いない。このあたりは全体に占める割合とかで決めるしかないだろうね。