Linuxからアホ話まで、何でもありでござる
2011年08月02日
こういう経営者はよくいるけれど
[つれづれなるままに]
先日のとある会議での事なんだけどさ。
その部署は業績が思ったように伸びず、経営者からあれこれツッコミを入れられていたんだ。業績が目標に達していない場合、大体はその遅れをどうやってリカバリするのか問い詰められることが多いよな。それは当然といえば当然なんだけど、業績が伸びていない所を一生懸命伸ばそうとすること自体無理があるじゃん。特にやれることはやるだけやってダメな場合は、そんなことに労力を費やすことは無駄だよ。仮に伸びない原因が内部にあったとしても、その原因を取り除けば業績が著しく改善するという可能性は低いんだ。なぜなら、商売は相手があることだからね。こちらが何かしかければ競争相手も同じような手を打ってくる。そんな中で、うちが選ばれない理由はブランドイメージであるとか商品力であるとかといった、総合力で負けているからにほかならないわけよ。それは日々の積み重ねで、付け焼き刃の対策だけではどうにもならないんだよな。ま、バカ当たり商品でも作れたら話は別だけど
だけどさ、中長期的なビジョンを描けない経営者に限って全ては対処療法なんだよなぁ。目先の数字、結果だけを捕らえ、ほんの短い期間だけでの問題は過大に扱うくせに長期的には大きな問題に成り得る些細な変化を見落とすんだ。それから、今やっていることの中には、短期的に見たら無駄に見えたり遠回りに見えたりすることもあるかもしれない。しかし、足元だけを注視して真っすぐは歩けないじゃんか。
その判断をするのが経営者のもっとも大きな仕事だし、経営者にしか出来ない仕事じゃんか。その一番重要な仕事を放棄して目先の事だけを追究するのは、経営者として失格であると言わざるを得ないよな。働くものを叱咤激励しつつ将来のビジョンを語りその気にさせる。その力が集まってくれば、自ずと組織の力がついて来るってもんだ。個々はほんの少し劣る面があったとしても一致団結して当たれば大きな仕事が出来る。それ、なでしこジャパンが我々に見せてくれたばかりじゃないか。よくもまああそこまで見事にみんなのやる気を下げることが出来るもんだと、逆に感心するよ、ホント。
と、友人がぼやいていた。ただ単に「バカと話すと疲れるぜ」ってことなんだろうな、と、思った。
posted by oyajiman at 2011年08月02日 23:00:00
コメント
友人の設計事務所。
売上げが半減してしまい経営者の「全員営業だ!」の鶴の一声で全員で外回り。
今まで公共の入札仕事しかしてなかった建築士の「先生」が接客態度良い分けなく、
評判落としてさらに売上げを落とし、社長以外は結局解雇
世の中には「経営・営業戦略」ってしたことなく社長になっちゃった人もたくさんいるんですよね
うをー。よく聞きますねそんな話。人事畑の人にとっては「専門職と総合職をごったにすると・・・」みたいに言う話かもしれませんけど。
苦手なものを克服しろというより得意分野でもっと活躍してくれというほうが合理的って話ですよねー。
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売上げが半減してしまい経営者の「全員営業だ!」の鶴の一声で全員で外回り。
今まで公共の入札仕事しかしてなかった建築士の「先生」が接客態度良い分けなく、
評判落としてさらに売上げを落とし、社長以外は結局解雇
世の中には「経営・営業戦略」ってしたことなく社長になっちゃった人もたくさんいるんですよね