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2011年02月04日

人のやる気をなくさせる奴

[だめだこりゃ]
友人から聞いたとある会議でのこと。

その会議は今月の見通しについてが議題だったらしい。その月は収入があまり良くない月で、収入より支出のほうがどうしても上回ってしまう。要は「赤字」な月なのだ。その会議の席で、上席者から「赤字をなくすにはどうすればいいのか考えろ」みたいな話が出た。

赤字を無くすのは数字的には簡単で、収入を上げるか支出を下げればいいだけだ。現場を司っている者たちは「可能な限り支出を抑えながら売上獲得に邁進する」みたいな、これもまたありきたりな答えに終始したらしいが、その答えに対してその上席者は「費用を抑えて対処しろ」と言ってきたらしい。

費用には固定費と変動費があって、固定費は営業活動の大小等にかかわらず定額で出て行ってしまう支出である。売上が低くなればなるほどこの固定費の割合は増加し、逆に変動費の絶対額は減少する。また、変動費というのは営業活動に伴って増加するので、これを削ると何かかしらの影響が出てきてしまう。一番良い例が材料費で、レストランとかでの一番大きな変動費は「材料費」なのだが、これを削るとどうなるか、というような話だ。

数字的に言ってしまうと、収入の少ないときに費用削減を図っても削減すべき費用の絶対額自体が少ないため、ほとんど効果がでない。数字をよく見ている現場管理者にはそういう感覚が体に染み付いている。だから費用をとにかく抑えながら収入を上げていこうとする。それも近視眼的な当月だけの話ではなく、来月、再来月、半年、一年といった先を見据え、収入を上げていこうとしているのだ。そういう連中に対し、「とにかく今月の赤字を無くせ、それも費用を抑えて対処しろ」みたいな話は到底納得できる話ではないし、そういう話をする人に対しては「この人は今がよければそれで良い人なんだな」という思いしか残らない。数字的もあまりにも思慮が浅く、流れで数字を見ているとは到底思えない。

業績は人間の活動の結果だ。そして人間は感情の生き物である。意思統一が図られ高揚感を持ちながら進めば、それなりの結果がついてくることが多い。しかし、そういった企業とか集団のポテンシャルは数値的にあらわすことが非常に難しく、数字だけ見ている人間を納得させるような指標にはなりえない。間違いなく言えることは、モチベーションが低い集団はそれなりの成果しか上げられず、モチベーションが低い集団には必ずモチベーションを下げる誰かがいるということである。その誰かが経営に近い人間である場合、その企業は廃れていくのだろうとつくづく思う。

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posted by oyajiman at 2011年02月04日 23:00:00



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