コーヒーに入れるミルクの代わりによく使われる
コーヒーフレッシュ。直接飲んでもうまいという話もあるようです
(どろり濃厚コーヒーフレッシュ 参照)が、そのほとんどは乳製品ではありません。
ものすごく怪しげに表現すれば、コーヒーフレッシュは
植物性油脂を界面活性剤を用いて乳化させたものです。乳製品だったら常温で保管しておこうなんて思わないし、常温で保管したらすぐ悪くなっちゃいます。人工の製品だから長持ちするんですね。コーヒーフレッシュの怪しさをもっと味わいたいという人は、
安い&使い放題 「コーヒーフレッシュ」にホンモノのミルクなし - MyNewsJapanでも読めば楽しめるかもしれません。
さて、このコーヒーフレッシュですが、これが乳製品ではないことを視覚的に認識する方法があります。やり方は非常に簡単。
まず、コーヒーカップを用意し、中にインスタントコーヒーの粉末を入れます。
つぎに、このコーヒーの粉末にコーヒーフレッシュを入れます。要はお湯を入れる前にコーヒーフレッシュを入れちゃうってことね。この段階で混ぜるとさらに効果大。
おもむろにお湯を注ぎます。
さぁてお立会い。ここに浮いているものは何でしょう。牛乳などの乳製品を使い同じ手順でコーヒーを入れても、上に何かが浮いたりはしません。ですから、まず間違いなくコーヒーフレッシュに入っている「油」です。想像するに、インスタントコーヒー粉末のなにかがコーヒーフレッシュの乳化剤に作用し、コーヒーフレッシュに含まれる油脂が分離したものと思われます。
俺は後からコーヒーフレッシュを入れてかき混ぜるのがめんどくさくてこういう作り方をしていたのですが、最初はコーヒーフレッシュが腐っているのかと思っていました。だけど新しいコーヒーフレッシュでも同じことが起こります。当たり前ですが、お湯を入れた後にコーヒーフレッシュを入れる通常の手順では分離しません。
お試しあれ。