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2011年05月17日

御しきい値

[うんちくん]
先日TVを見ていたら、イタリアンのなんとかというシェフが出ていた。笑顔が素敵とか言われるこのシェフだが、見ていてどうしても気になる事があった。

それは「うどん」という言葉だ。

俺はこの「なにがし」という言い方がとても気になるのだ。俺自身がほとんどこの「御」という接頭語をつけないせいもあるのだろうが、そもそもこの接頭語、尊敬語や謙譲語・美化語を形成するためにつけるのであって、そういう使い方をしなければならない会話などそうそうあるものではない。また、これをつけたからといって言葉が柔らかくなったと感じることがないのである。逆に「おうどん」などという言い回しは聞いていて違和感ありすぎで、全く耳に馴染むことがない。

そうはいうものの、「御」がついても違和感がない言葉もあることは確かだ。「おそば」とか「おもち」と「おゆ」とかはさほどでもないのである。だが、「おうどん」とか「おなす」とか「お酢」とかには黒板を爪でひっかいた音を聞いたような感覚を受ける。

「お」を多用する人でも、「おブロッコリー」とか「おガソリン」とか言う人はまずいない。「お御飯」のような頭痛が痛くなる使い方をしている人もたまにはいるが、「お」を多用する人でも、その使用には何かかしらの「しきい値」が存在するのだろう。

俺が感じている違和感は、その「しきい値」の個人差が原因となって現れているのである。(ドヤ顔)


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posted by oyajiman at 2011年05月17日 23:00:00



コメント

山師

食べ物がらみの「御」は女房言葉で使われていたアイテムが多いので、丁寧な意味で使っていると勘違いして使っているんでしょう

まぁ宮中スラングなんで丁寧は丁寧なんでしょうが、どっちかというと略語・隠語なんで確かに違和感があります
ナスはそれ自体が女房言葉ですので「おナス」は完全に、燃える闘志に火がついてるし、同じ理由で「おしゃもじ」もおかしいですな

#でも「おフランス」は許せるざんすw
2011年05月18日 16:46:31

oyajiman

なすが女房言葉だったなんてはじめて知りました。勉強になりました。
2011年05月20日 10:44:18

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