今年最初の走りは超ヘッピリ腰でマシンを倒せなかった。半年のブランクは予想以上だったし。こういう時にムリをしてもドキドキするばかりなので、スピードはさほど出さずにセオリー通りに走る練習をしてみた。重点はリアブレーキだ。
まずはコーナー進入時のブレーキング。リアブレーキをほんの少し先に掛けてからフロントブレーキを効かせる。すると面白いようにマシンがすっと沈む。フロントだけだとどうしてもノーズダイブしてしまうけれど、リアを先にかけると見事なくらいに前後が一緒にすっと沈む。当然安定度は抜群だ。
安定感だけでなく、ブレーキの効きも当然良い。だからブレーキングポイントを少し奥に持って行ってもいい。というか、フロントを少し引きずったまま入ったほうがグリップ感もあるし旋回力も高まる。
ブレーキのリリースはゆっくりと行う。フロントをパッと離すとマシンの挙動が不安定になりやすい。だからジワーっとリリースする。リアブレーキも同じで、クリッピングポイントあたりまで掛け続けるくらいでいい。ジムカーナとかでやるように、リアブレーキでスピードを制御するくらいがちょうどいいのかもしれん。
とまぁ、頭では多少わかっているしゆっくりだとそれなりに操作も出来る。だが、スピードが上がると途端に上手く操作できなくなる。短い時間ですべての動作を確実に行えるようになるには、かなりの走りこみが必要だ。週一回とかのライディングではなかなか上達しないが、せめてイメージトレーニングだけでもしておこうかと思う。
リアブレーキをもっと上手く使えるようになればライディングはもっともっと楽しいものになるに違いない。今年のテーマは「リアブレーキ」に決定だな。