先日「
プライドが高くて迷惑な人 (PHP新書)」という本を読んだ。「うんうん」とか「俺もかな?」とか思う点も多く、まずまず面白かった。
実際に一緒に働く場合、その人のプライドの高さはいろいろな判断基準になる。その人のプライドの高さによって対応を変えるのはなかなか友好的な手段だ。
この他に俺が判断基準にしているのが「信用に足る人間か?」ということだ。これを何を持って判断するか、であるが、俺は「その言動・行動は誰の為なのか」を見ている。その判断レベルは次のとおりだ。
1、自分にも他人にも為になる
2、自分には為にならないが他人の為になる
3、自分の為にも他人の為にもならない
4、自分の為になるが他人の為にはならない
1はその行動・言動が、例えば部下も上司も、ひいては全体が良い結果に結びつく。こういう行動・言動を基準にする人は信用出来るだけでなく、かなりのやり手だ。2の場合は提案者や実行者が多少苦労するが全体的には良い結果になる。当然、その人は周囲からの人望も厚い。ただし、単に仕事ができて頼みやすい、つまり、都合のよい人間として見られる場合もある。3の場合は明らかに誰のためにもならないので笑い話ですむ。こういう人は言動も行動もさほど影響力がないので、あまり問題にならないだろう。
一番問題なのは4のタイプだ。自分のためだけを考えている奴は一番信用できない。全ては自分のためだけが行動の基準であり、目的達成のためには人を踏みにじるのも抵抗がない。恩を仇で返すことなどまったく平気な人種である。バスや電車で人をガンガン押しのけて誰かが倒れても平気のへっちゃらな奴とでも言えばいいのだろうか。こういう人は稀にトンでもない成果を上げたりするが、それはまさに宝くじが当たるような確率でしか無く、また、継続もしない。なぜなら、結局は人の協力が得られなくなるので、全てを自分一人でこなせるスーパーマンでないと継続出来ないからである。そんなの一握りの天才にしか出来ない芸当だ。天才でない場合は組織は疲弊し崩壊する。その被害は結果的には一番甚大になると見たほうが良い。
あくまで個人の判断基準であるが、とりあえず書いてみた。