第10戦のインディアナポリスは、マルケスが脅威の10連勝を飾った。
ちょっと手の付けられないような速さで、この連勝はまだまだ続くんだろうなぁ・・・と思った矢先、ついにマルケスが負けた。
この時のマルケスはかなりガンバっている感じだった。なのになぜかマシンが前に進まない。速いはずのストレートでもYAMAHAのマシンとさほど差がないという不思議な状況。リアを大きくスライドさせたりして鬼気迫る走りのマルケスだったが、タイヤにムリが来たのか中盤以降はロッシについていくのがやっとだ。優勝したペドロサはいままでのマルケスの走りをそのまま見ているような安定感のある速さを見せ、今季初優勝。初優勝といっても、マルケスしか優勝していなかったのだから仕方がない。
ついにマルケスが負けてしまった。単なる負けならいいが、チェコ戦の走りを見ていると残り7戦に若干の不安を残してしまったように見える。ロレンゾも復調してきたし、ペドロサとロッシは相変わらずコンスタントに速い。YAMAHA勢のマシン性能はだんだん上がってきたように見える。これからのロレンゾとロッシは手強いかもしれんね。