なんかの雑誌に
「整理整頓=効率アップ」ではないみたいなことが書いてあった。人間は雑音が多い方がより音を聞き分けられるようになるらしく、同じように、一般的にいうきちんと整理されたいい環境よりも、多少は散らかった状態の方が効率が上がるらしいのだ。
確かに、仕事が片付くまでは整理整頓しない方が効率が上がることの方が多いように思う。手の届く範囲にあらゆる資料をバラまき仕事をしていると、必然的に大事な資料は手に届き易い位置に置かれ、あまり必要でないものは書類の山の下の方に埋もれていく。実際俺もある仕事が一段落するまではほとんど机の上を片付けない。そのときの俺の机の上は、他人から見たらさぞだらしなく見えることだろうが、変に片付けて訳がわからなくなるよりずっといい。いくら机の上が綺麗でも、仕事が早く出来なかったら意味が無い。とにかく資料を置きまくるから、可能な限り広い机が欲しいといつも思う。ドーナツ型の机があったらいいのに。そして、その仕事が一段落したら初めて書類をファイルするのだ。
資料をファイリングしてしまうと、その資料を捜し出すのに結構な時間がかかる。そもそもファイリングするということは「
もうあまり使うことはないが、後で必要となるときを想定して取っておく」ことだ。だから片っ端からファイリングしていくのもどうなのかと思う。
考えてみれば、散らかっていることを嫌がるのは、単に
見栄えが悪いということに起因しているように思う。他人には散らかっているように見えても、当人にしてみれば一番探し易い整理された状態だということだってよくある話だ。
「おかーさん、アレどこにやったの?」
「なにそれ。」
「ほら、アレだよう。あそこに置いといたのに。」
「あんた、いつもいつも散らかしっぱなしじゃない。だから片付けたのに文句言うの?」
「どこにいったんだろう。大事なのにー。」
「大体そこいら辺にブン投げておくのを棚に上げておかーさんに文句言うとはなにごと?」
「だってー。」
「だってもへったくれもなーい。きちんと片付けないアンタが悪い!」
なんて会話、日常茶飯事だよね。
HDDは本棚で、メモリは机。
机は広い方(メモリは多い方)が仕事しやすいでしょ。
みたいな話をするのを連想しましたw。
ファイリングするだけではなく、定期的な本棚(HDD)のデフラグも必要って事ですね。