俺のマシンも既に走行距離5万Km弱。一般的に2万Km程度と言われているドライブチェーンだが、何故か俺のは長持ちだ。そもそも全く伸びておらず、チェーンの張りの調整さえしていない。なんでこんなに長持ちしたのかは不明だが、もしかしたらベトベトするチェーンルブの使用を早めにやめたからかもしれない。
俺はホイールを汚すチェーンルブの飛び散りが大嫌いで、途中から
チェーンメンテに極普通のシリコンオイルを使っていた。その後
WAKO'Sのチェーンルブに替えるのだが、こちらもベトベト感は少なく、また、かなり飛び散りは少ない。
いろいろ調べてみると、どうもシールチェーンはメンテナンス不要という話もあるらしい。
チェーン給油とメンテってホントに必要? - MOTO-ACE-BLOG
ちなみにこのANDYさんは元HRCのメカニック。
確かに言われてみればそのとおりで、チェーンのシールを痛める原因は異物とサビだろう。ということは、異物をくっつけてしまうチェーンルブなんてチェーンの痛みを速くするだけだ。俺は知らず知らずにこのメンテ不要に近い状態を続けていたのかもしれん。
そんな長持ちした純正チェーンだが、そろそろくたびれてきた感じ。シールチェーン特有の硬さは無くなってきており、シールの寿命が近づいてきているような気がする。実際たるみも増えてきているようだったので、思い切ってチェーンをANDYさんご推薦のRK 530XXW-ED.BLACKに交換してみた。
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フリクションを低減するシール形状らしく、純正のチェーンよりかなりすんなり曲がる。その分、耐久性が若干心配だが、今度はメンテしないようにするから逆に寿命が延びるかもしれん。初期にはかなりオイルがベタベタついていたので、可能な限り拭き取っておいた。余分なオイルを拭き取ったことでオイルの飛び散りもかなり減少。もう少し走ったらほぼ飛び散るだろう。
このチェーン、とても静かである。新しいのでたわみも適性な状態で、アクセルオンオフでのギクシャク感がかなり減少した。若干値が張ったが、交換して良かった一品だ。