美味しい魚介類にミソをつけてくれるのが寄生虫。その代表が「アニサキス」である。昔はスルメの表面にアニサキスの渦巻き模様がついているものも多かった。イカ刺しに飾り包丁を入れるのもアニサキスを切るためである。このアニサキスは寄生虫なので冷凍か熱すれば死んでしまう。なので、安全に食べるには熱を加えるか包丁で切るか冷凍するかしか手はなかった。
そんなアニサキスを手っ取り早く殺す方法が開発されたらしい。
パルスパワーを用いた新しいアニサキス殺虫方法を開発 ―アニサキス食中毒リスクのない刺身―
要は、大電流のパルス電流にてアニサキスを殺すものらしい。電流の大きさはこの記事からはわからないが、200V(or 100V)の電源から電気エネルギーをコンデンサに貯めてから放出とのことなので、瞬間にかなりの電流が流れるのは想像に難くない。これで風味を損ねることなくアニサキスだけを殺せるとのこと。これを使うと、船で釣り上げた直後に生で美味しくいただくとかができる感じ。キッチン付き船でレストランとかできんじゃね?とか思ったのは俺だけかな?
美味しいイカ刺し食いてぇなぁ。