先日のオーストリアグランプリは恐ろしかった。Moto2ではバスティアニーニがハイサイドで転倒。コース上に残されたマシンにシャリーンがツッコミ、マシンは大破した。おっかねー。
MotoGPでもザルコのマシンにモルビデリが接触。二人ともマシンから投げ出され、マシンはあわや他のライダーに激突するところだった。二台ともロッシの前を通過しているのが恐ろしい。こんな事故、久々に見た。
ライディング ch HOMMA TOSHIHIKOで本間利彦さんが話している通り、現在のMoto3からMotoGPまで、あまりにもフロントからの転倒が多い。本間さんによれば、マシンの開発方向が間違っているらしい。確かに昔もエディ・ローソンがホンダに移って、「このマシンは俺を殺す気か!」と言ったのは有名な話。フレディやマルケスのような天才肌のライダーに合わせてマシン開発が進むと、操作が難しいマシンになるのかもしれん。現在は強烈にバンクさせるため、以前よりハイサイドによる転倒は減っているような気がするけれど、このままだとけが人続出で大変なことになりそう。特に、今回のような死者が出てもおかしくないような事故を見ていると、安全面での対策が必要な時期に来ているような気がする。MotoGPはもう一度800ccとかにするのも手かもしれんね。本間さんの解決策を施したマシンを見てみたい。どこかのメーカー、頼むよ。