俺は根っからのAMDファンだ。というか、アンチIntelと言うべきかもしれない。Intelは8086あたりから一気にCPUのシェアを広げたと記憶している。俺は最初に買ったマイコンがFM-7だったので、CPUもIntelじゃなくてモトローラを支持していた。実際モトローラのCPUは優秀だったらしい。6809を2個搭載したFM-7もNECのPC-8001よりはずっと速かったし、他社の8Bitマシンと比べても優秀だったと思う。(
昭和60年へタイムスリップ 参照)
しかし、IntelのCPUはどんどん進化していった。最初に486のマシンを見たときには、その速さにド肝を抜かれた。だけどモトローラを信仰していた俺はIntelのCPUを使いたくなかった。そこで俺は互換CPUに手を出した。このとき手を出したのがAMDのAm5x86である。これはIntelの486より速くお手頃価格だったので結構長く使った。ここから俺のAMDとの付き合いが始まった。
時代はPentiumに移り、その時も互換CPUを使い続けた。使ってみたのはCyrixの6x86MXやAMDのK6-2、IDTのWinChip C6だったと思う。この中で一番のお気に入りはやっぱりK6-2だった。このあたりは
Intelとの戦いで敗れ去った傑作x86互換CPUたち(前編)、
(中編)、
懐かしの傑作x86互換CPUたち(後編)あたりに詳しく書かれてある。
そして俺のお気に入りのAMDは、Athlonでついに1Ghzの壁を破る。俺はCPUの進化に懐がついていかず、2007年頃までK6-2を使っていたが、Athlon64x2 3600まで一気にステップアップ。その後もずっとAMDを使い続けている。
だが、Intel内臓のマシンを使ってみると、速いんだなこれが。特にCore iになってからはどんどんIntelとAMDの差が開いていった。この間、俺はずっとPhenom II 965のままである(一時期中古のFX8120に変えてみたが、ハングアップしすぎるので使用中止)。
それがなんと、Ryzenで一気に形勢逆転らしい。
「Ryzen」旋風吹き荒れる、AMD製CPUの販売シェアが再び7割近くに
Phenom II 965も10年使っているし、そろそろRyzenに高速のSSDを積んだマシンがほしいなぁ。