Power RSがこんな状態になった。
フロントは結構山が残っているけれど、リアはスリップサインが出始めている状況だ。何故かスリップサイン付近の減りが一番進んでいる。ここまでの走行距離は4,550kmである。意外に持たなかった。
持たなかった最大の理由はサーキット走行だったように思う。それも空気圧を指定空気圧のまま走ったことで、コンパウンドが違う境目のあたりがものすごく傷んだ。サーキットにしては高めの空気圧のせいで路面との接地面積が少なくなり、接地面にかなりの負荷がかかったのだろう。
ミシュランタイヤにはサーキット走行での推奨空気圧があるので、その推奨空気圧で走っていればもう少しライフが伸びたような気がする。
フロントはそもそも端っこまで使い切れる力量もなく、がっつりフロントに荷重を掛けてコーナーにツッコむこともビビリーには無理なので、アマリングは残るしリアほど減ってもいない。
さて、このPower RSだが、スリップサインが出はじめてもその性能低下が非常に少なかったように思う。今までBT-015、Road Attack、Pilot Power、S20、S20EVO、S21と履いてきたが、タイヤが減ってもハンドルが切れ込んだりすることがほぼなかったのがこのタイヤだ。サーキットで大きな負荷を掛けなければ7~8000kmは持ったような気もするので、性能とライフのバランスはかなり高いレベルにあると思う。
個人的にブリジストンが好きだったのだけれど、いろいろなタイヤを履いてみると、今では海外製のほうが価格・性能・ライフからみて良心的な製品が多いような気がしてきている。実はもう一度このタイヤを履いて、ミシュランの推奨空気圧でサーキット走行会に参加してみたかったのだけれど、ロッソコルサの価格の安さに負けた。
ということで、次のタイヤはロッソコルサね。