以前、世間を騒がせた事件のど真ん中に置かれてしまったことがある。
その時のマスコミの対応は本当にひどかった。特に毎日新聞はひどかった。面白おかしいつまみ食い記事を投げっぱなしにしておしまい。それが毎日新聞だった。記者の対応も非常に横柄で、犯罪でも無いのに犯罪者扱いである。「我々が正義」というおごった態度、「書くぞ」というまるで脅しのような言葉、まさに権力を傘にきた嫌な奴であった。
疑惑(松本清張) の中に出て来る秋谷茂一は、まさに俺の中での新聞記者ステレオタイプである。程度の差こそあれ、あのときに会った記者はその傾向があった。
腹が立つのは、火を点け燃料を投下し、あとは知らんぷりというところだ。違う角度から見た事実を報道したのはNHKと地元新聞だけだった。あとは真実を伝える気は殆ど無かったのである。
話題さえ作れればそれでいい。それがマスコミだ。だから俺はマスコミの報道は話半分以下で聞いている。マスコミが報道しない事実はてんこ盛りにあるのだが、狙ったストーリーから外れるような事実はほとんど報道しない、もしくは、報道しても言い訳程度である。
モリカケ問題や慰安婦報道などを見ても、これは昔から行われていたことなのだろう。だからマスコミ関係者にとってはそれが当たり前で、結果として「マスコミの常識、世間の非常識」となっているのかもしれん。だが、それもそろそろおしまい。なんでも白日の下にさらすインフラは十分に整っているからね。