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2017年02月09日

ムダが発生するは消費者のニーズに答えているから

[これでいいのか]
最近、恵方巻きを悪者にしたムダが指摘されているようだ。
コンビニ恵方巻「大量廃棄」問題の解決が難しい事情
恵方巻き大量廃棄に「食べ物を無駄にするぐらいならこの習慣はなくしたほうがいい」という声 | netgeek
廃棄が出てから騒ぐより、なぜこういったムダが発生するのかをもっと考えたほうが良い。ムダが発生する理由は簡単。
消費者がそれを望んでいるから
である。え?ムダなんて望んでいない?確かにムダは望んでいないかもしれん。しかし、すぐ買えないと騒ぐのは誰だ?

ムダを無くすのは簡単で、作らなきゃ良いのである。頼まれてから作るだけでムダはかなり減る。ま、これは厳密に言えば、加工後の食品が加工前の食材に変わるだけなのだけれど、加工後の食品に比べれば一般的には材料のほうが品質保持できる時間が長いものが多い。

作らない方法=製造量を減らす手段は2つあって、一つは上で述べたとおり「頼まれてから作る」だ。もう一つは売る場所を減らすことである。簡単にいえば飯は食堂で食えってこと。安く早くどこでも欲しいという要求に答えた結果がコンビニ等での弁当販売になっているわけだ。品切れさせるとお客さまからもSVからも怒られるとなったら、余裕をもたせて発注するのは当たり前だろ?で、販売店舗が増えれば増えるほどロスは増加する。ムダムダいうなら、まずは買うのをやめろ。ムダを指摘するのなら利便性は要求するなと言いたい。

ついでにいうと、ムダ=ロスを無くす方法はもう一つある。それは品質保持時間を長くすることだ。缶詰みたいに長期保存が効くようになればトータルとしてのロスは大きく減らせる。コンビニに出来たてとかを望むから品質保持時間が短くなってしまうんだよ。缶詰とサトーのご飯とかを文句を言わずに食えばムダもなくなるんだ。

もっと言わせてもらえば、コンビニとかの弁当などは、全て予測に基づく発注だ。予測だから外れることもある。予測通りの販売数だったらロスなんか出ない。そんな不確定な要素を販売先に求めておきながら、ロスが多いとかよく言えたもんだと思う。お前が発注してみろ!と言いたい。

買う人がいるから作る人・売る人がいるんだ。それをみんな忘れているんじゃないかなぁ。だけれども、話題にされるのは売る側と作る側だけ。こういうところからもお客さまは神様です思想が感じられて香ばしいよね。そろそろそれを対等な関係に戻さないと、ロスも低い生産性も解消しないよ。


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posted by oyajiman at 2017年02月09日 22:00:00



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