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2015年05月04日

提灯記事とコピペだらけのネットに疲れてきた

[これでいいのか]
最近「提灯記事」がやたら目につく。今流行の言葉で言えば「ステマ」なんだろうが、俺には提灯記事のほうがしっくり来るのでそう表現したい。だって、ステマなんてかっこいい感じがするじゃないか。そんなによろしくないものにいい名前をつけるのはダメだ。売春を援助交際、麻薬をドラッグ、姦通や不義密通を不倫とか称するのがいい例で、なんとなくいい感じに思える表現は使うべきではない。

提灯記事とは取材や批評の対象である団体・企業・商品或いは個人の意図を汲み取り、持ち上げるために書かれた雑誌・新聞などの記事に対する呼称。ステルスマーケティングの一形態。有力な者に媚びへつらう者に対する「提灯持ち」という蔑称に由来する。
Wikipedia - 提灯記事
提灯記事はこれから売れるであろうもの、話題のものに対してが圧倒的に多い。雑誌の記事も提灯記事が多いのだが、知られていないものとか普通では手に入れにくいもの、試用も出来ないものなども取り上げられているので参考になる場合が多い。しかしネットは違う。ネットの場合はアクセスされてなんぼなので、とにかく記事が偏る。最近目につくのが某会社の時計型端末かもしれん。数は多いが読んでみて参考になる部分も少なく、疑似体験もしにくい記事が多いのは残念である。

もう一つ気になるのがYoutubeのコピペだけの映像だ。文字をテロップで流すだけ、もしくは元の映像をつなぎあわせてテロップをつけるだけ。タイトルは面白そうだが見たらガッカリばかりだ。この様は90年後半のWEB創世記のあたりにWEBサイトで起こったことによく似ている。見てみたらオリジナリティも何もない単なる2ちゃんのコピペとか、ニコニコとかで話題の映像とか、そんなのばかりだ。一時期バイラルメディアのパクリが騒がれた事があったが、これらもまたその系統でしか無く全く得るものがない。残念すぎる。

こういう質の低下がゆくゆくは自身の価値を下げてしまうことになるのだが、見る限りではWEBはSNSを含め価値を下げまくっているように思える。Googleの評価基準がExpertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)に重きを置くようになったのも当然の流れだろうね。


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posted by oyajiman at 2015年05月04日 22:00:00



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