最近、福島第一原発の話題が増えてきている。
7月8日には
【福島第1原発の現状】 汚染水と地下水の混同懸念 「説明足りぬ」と地元という高濃度汚染水の話題が報道された。これは特別驚くことでもなく、メルトスルーした燃料が冷却水とともに格納容器から地中に漏れ出しているのだろう。事故発生後しばらく漏水が止まらなかったというし、内部での活動が制限されている状態で、水漏れが完全に解消したとは到底思えない。漏れているかいないかなんて注水した水量と回収した水量を調べれば馬鹿でも分かるはずなので、その情報がほとんど出てこないってことは未だに漏れていると思ったほうが間違いない気がする。
で、その水は地下水に入り込んで色んな所に運ばれる可能性があるわけで、その結果として
茨城沖の魚1000ベクレル超みたいなことが起こったりする。ま、こっちは食物連鎖の関係だろうけど、未だにどこからか放射性物質が流出していると見たほうがいいんじゃなかろうか。
そして
福島第一原発の吉田元所長、食道がんで死去だ。事故との因果関係が云々とか言うつもりはない。だが、相関関係があるように感じてしまうのは俺だけではないだろう。
震災から2年が経過したが、その傷跡はまだまだ消えないなぁと思う。特に原発事故の記憶は、事故処理が続くであろうこれからも決して薄れることは無い。俺が生きている間にあの原子炉の解体を見ることはないだろう。大きな大きな負の遺産である。