Windows 7のXPモードはなぜすごいのか (1/2) - ITmedia News
Windows7は評判がいいらしい。Vistaでダメ出ししたから当然といえば当然である。また、Windows7には「Windows XPモード」なる機能があるようだ。記事によるとこの「Windows XPモード」、仮想マシン上でWindows XP Service Pack(SP3)を走らせるというものらしい。
記事ではこの機能を諸手を挙げて歓迎しているが、 その考えはおかしいとしか思えない。今までの資産をそのまま使いたいのであれば、そのままXPを使っていればいいだけだからだ。ユーザはXPは限界に近いと感じているかもしれない。しかしそれは主にOSよりも使っているハードがそろそろご臨終しそうになっているという事ではないかと思う。そして、MS社の戦略によりXPは手に入りにくい。この機能は、そんな状況の中で考え出された付け焼き刃機能に過ぎないとはっきり言うべきである。
XPでのソフトウエア資産はXPで動くように設計されたものだ。だから新しいハードウエアではより快適に動くだろう。ということは、ハードウエアの入れ替えだけで十分である可能性が高い。OSごとアップグレード(したい|させたい)のは誰なのかよく考えるべきだ。特に経営者は。こんな言葉に騙されてしまうと、ハードウエアごとごっそり入れ替えるハメになること請け合いである。こういうときこそエコエコ信者は騒ぐべきであるのに、なぜ騒がないのか不思議でしょうがない。
というか、そもそも互換性が低いこと自体が大きな問題だし、互換性を保てないのであればユーザの多いOSは引き続きサポートするのが本筋ではないのか。仮想マシンで資産継承なんて、決して褒められる話ではないと思う。仮想マシンで資産継承がすごいんじゃなく、XPの仮想マシンを無料でつけたことがすごいとはっきり言えばいいのに。
こんな場当たり的な対策をするのであれば、それこそ仮想マシン用のROM化したXP、それもWindows以外のプラットフォームでも動く奴でも販売したほうが良さそうな気がする。
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「寝ないで頑張ったんだから文句言うな」的な開き直りが素敵>S○N○広報