Vistaに見切りをつけたMicrosoft (1/2) - ITmedia エンタープライズ
いや、うかつだった。俺としたことが、こんな単純な戦略に気がつかずにMSオワタなんて思っていたなんて、アホ杉。
VistaはWin9xのイタチの最後っ屁として出された、あの悪名高きMeと同じ位置づけだったのだ。ああ、なんたるちあ。Vistaの役割は、とりあえずの時間稼ぎと市場調査、それにハードウエア業界に対する牽制でしかなかったのだ。そりゃ売る気があるようには見えないはずだよ。
マーケット的にはXPの販売延長+Vistaで大幅なシェア下落は起こらないだろう。その間にハードウエアの方向性はなんとなく定まってきた感じだ。なんだかんだ言っても、MS社のOSはごくフツーのメーカー品にインストールされて出荷されるほうが圧倒的に多いはず。主たる顧客は個人ではなくメーカーおよび企業だ。つまり、そこそこのCPUパワーにオンボードビデオって仕様のマシンがほとんどだろう。
ここにきて、ある程度の3D性能を持ったチップセットと大容量メモリの低価格化、およびマルチコアによるCPUの性能アップなど、多分Vistaレベルでもそれなりに動くマシンがローコストで作れるようになってきた。その繋ぎとしては、Vistaは十分すぎる働きをしたと言える。ただ、少々気になるのはWindowsがいつ64bit化するのかである。16bit(Win9x)から32bit(NT系)への移行は、その人身御供をWin2kが引き受けた。今回のVistaは32bitから64bitの橋渡しになっているとは思えない。ということは、時期Windowsがその役割を担う可能性があるわけだ。
まさかFM-7のように、Windows7の次はWindows77なんてならないよね。