皆さんは、赤キップ(
サンプル)というものをもらったことがあるでしょうか。ほとんどの人は「青キップ」もしくはまったく違反をしたことがないでしょうから、あまりお目にかかる事はないと思います。
青キップ、赤キップの違いにもあるとおり、一般的には重い違反の場合、赤キップになりますがそうでない場合もあるのです。
私はあるとき「累積」で免停になりました。正確に言うと、違反点数が免停になる点数にまで達してしまったのです。ご存知のとおり、免停になると、その執行期間などはのちのち郵送されてきます。つまり、免停の点数に達してはいるが、その執行までは多少の期間のずれがあるわけです。
免停の執行がされていないときは、当然今までどおり運転できます。私は免停の点数に達した状態で、ツーリングに出かけました。
私もまったく懲りない阿呆なので、そのツーリングでもガンガン飛ばしていたのです。夜中に路側帯を使ってバンバントラックを追い抜いていると、なぜかそこにはパトカーが…あえなく御用となりました。
警官 「ダメじゃないか、路側帯走っちゃ。」
おれ 「はぁ… ちょっとトラックの排気ガスに耐え切れなくて…」
警官 「路側帯は危ないからな。巻き込まれるぞ。」
おれ 「はぁ… すみません。」
警官 「じゃ、今確認取るから、免許見せて。」
おれ 「はい…」
そういって警官に免許を渡すと、警官は無線で免許の照合を始めました。しばらくして
警官 「あれ?免停なの?」
おれ 「累積でいっちゃってますね。」
警官 「あら~、まだ通知きてないの?」
おれ 「通知来て乗る馬鹿いません。」
警官 「そりゃそうだ。う~ん、ちょっと待ってて。」
そういって、警官はまたまた無線でどこかと連絡を取っていました。
警官 「じゃあ、ここにサインして。」
といって取り出したのは、なんと赤キップ!
警官 「そのうち連絡があると思うから、それまで違反しないように。」
そういってパトカーはどこかへ行ってしまいました。
数日後、なんと「検察庁」から呼び出しを食らいました。検察庁ですよ。なんか、とんでもない重罪人になった気分でした。検察庁に行くと、担当に簡単な取調べを受けました。
罰金の払い方とか罰金の決め方は、昔のことなので忘れてしまいましたが、確か裁判所から通知が来たような気がします。赤キップも、捕まったときには渡されず、郵送されてきたように記憶しています。
皆さん、免停執行前に捕まると、大変ですよ。