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2005年05月14日

弁護士を雇う

[だめだこりゃ株式会社]
B社は、このままでは埒があかないと思ったのだろう。だめだこりゃ社に弁護士を雇うよう要請してきた。

だめだこりゃ社とて、一応会社である。顧問弁護士がいないわけではない。だが、こういった場合の弁護士は、当然その道にたけた人でなくては話にならない。だめだこりゃ社の顧問弁護士は労務関係が専門であり、M&Aについてはずぶの素人だった。

それどころかこの顧問弁護士は、話を進める上で交渉をしなければならなくなる金融機関の顧問もやっており、だめだこりゃ社の弁護人を受けるわけには行かない立場の人だった。だめだこりゃ社の経営陣は、既にこの弁護士に相談を持ちかけていたのだが、やんわりと断られていた。しかし、だめだこりゃ社の経営陣は顧問弁護士の話の中味を理解できず、「ウチの先生が引き受けてくれるだろう」と思っていたのだ。その場にいた俺は、俺よりずっと長い時間生きているにも関わらず、相手が何を言わんとしているのか理解できていない経営陣に対して唖然とするしかなかった。

B社は「もしアテがないのであれば、弁護士を紹介しましょうか?」と言ってきた。

交渉相手から差し向けられた弁護士など、危なっかしくて使えたもんじゃないと俺は思った。だが、だめだこりゃ社の経営陣は、なんとその申し出を受けてしまったのである。

このことは誰に聞いても首を傾げられてしまう。敵から送られた人間に交渉を任せるなんて、常識では考えられない。百歩譲ってだめだこりゃ社の社員のために、B社に全てを任せるのであればそれでもいいだろう。話がまとまるのであればそれでも良かったのだが…

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posted by oyajiman at 2005年05月14日 04:07:00



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