俺の勤めている会社で、一時期OpenOffice.orgを使ってみるかと言う話になったことがあります。
結論から先に言えば、導入は
大失敗でした。
何故失敗したか。それはテクニカルな面では
1、MSOfficeと混在させようとした。
2、操作方法の相違点など、問題点を把握しないまま導入した。
3、導入後の不平不満にすぐ屈した。
の3点につきます。我が社では、MSOfficeを使い込んでいる人はそのまま継続してMSOfficeを使い、あまり使い込んでいない人はOpenOffice.orgに移行させようとしたのですが、バカなSEどもが経理担当者みたいな使用頻度の高いところに導入しちゃったもんだから、思い切り不平不満が出たわけです。そのくせ文句に対しては
「上から入れろって言われたから…」なんてほざきやがるわけでして、こうなるともうSEの風上にも置けません。で、バカSEどもはその不平不満に耐え切れず、また元に戻しちゃったのです。アホじゃ。
おっと、話がそれましたね。
OpenOffice.orgへ移行する場合(というか、何でもそうなんですが)、次のような手順を踏むべきでしょう。
1、導入前にきちんとテストして、問題点を把握しておく。
2、社内で使っている共通フォーマットは、事前にOpenOffice.orgでも問題なく使えるように変更しておく。
3、導入時はズバッと切り替える。混在はダメ。
テストは慎重にそれなりの時間をかけて行わなくてはなりません。特にSEやそれに順ずる人は、MSOfficeに詳しくない人のために全てのフォームを作り変えてあげるくらいの覚悟が必要です。そして、6~7割方使える目処がついたら、一気に導入しなければダメです。
落ち着くまでSEは大変でしょうが、それ以降はライセンスフィーの問題や各ヴァージョン間ならびにOSの違いに気を配る必要がなくなるわけですから、そのメリットのほうが大きくなると思われます。これはIEやOEにも言えると思いますが…
最大の難関は、つかえネーオヤジ上位職者ですね。文句だけはいっちょ前ですし権限もあります。大体MSOfficeさえまともに使えないんだから黙ってろって言いたいところなんですが、そんなこと口に出して言えるわけもありません。
だから、最大のポイントは
経営者のコンセンサスを取るということに尽きます。会社で決めたんだから文句いわないで使えって経営者が言わなきゃダメですね。ですから、特にコスト面で有利だって事を経営者に叩き込むことが一番有効かもしれませんね。
実は私は主人と個人デザイン事務所をやっています。ですので・・・上司なるものは居りません。
大体、取引先の代理店などからWORDの書類を送りつけられます。顔をつき合わせて、打ち合わせが綿密に出来る物件は良いのですが。。。ナカナカ(^^);
代理店も「企業」や「商店」から同じようにOFFICEの書類を送りつけられるのでしょうねぇ。そして「◎投げして来る」って構図なんだロウなぁー (- -);
そーゆーワケで長いものに巻かれると言いますか・・・使いたくも無いOFFICEのシェアを伸ばす片棒を担ぐようになるワケであります。ま、それも「下請けはしゃーナイ!」と納得もしているのですが。。。
でもね、SEさん(外部の人です。)達が「OpenOffice.org・・・知らね」とか「そんなのあるの!!」とか言うのはちょっと違う気がするのですよ。(-_-♯)
モチロン、WINでサクサク動くソフトで無いとソフトウエア業界で大ヒット商品にはならないのでしょうが。。。WINのセキュア危ないって言われている現状で、そんな目線で良いのかなぁーと。。。とっくに蚊帳の外化したマクラーは思ってしまうのであります。 チャンチャン