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2018年01月29日

これを最適なサービスというのは間違い

[つれづれなるままに]
「食べさせられませんから」通話中に冷めたラーメン 若い店主の行動に客驚き

これは最良のサービスというより、単に店のこだわりであり過剰なサービスである。なぜなら、商品を提供したあとに起こったこと(この場合は客に電話がかかってきて席を立ったこと)は客側の責任であり、ラーメンが冷めたのは店側の責任ではないからだ。お客さまに一番良い状態で味わってもらいたいというのは店のこだわりであって最良のサービスではない。

仮にお客さんが電話で急用が出来て、とにかく早く食べたいとなった場合、そのお客にとって良いサービスは冷めたラーメンを素早く食べることだったかもしれない。また、食べるのが非常に遅い人は最後の方はアツアツではないし、アツアツは苦手とか言う人の場合、少し冷めてからのほうがありがたかったりする。全てはお客の期待にどの程度答えられたかで決まり、最適の解はそれぞれ違う。

さめた見かたをすれば、冷めたラーメンを食べられると店のこだわりの味が伝わらなくなり評判を落とすかもしれないというリスクに対応しただけの話である。

一声かけることが親切というのもちょっとおかしい。これを録音で対応しても、内容としては同じである。だが、多分録音であれば誰も評価しない。もっというと、個人にだけ聞こえるように話すのであれば素晴らしいと思うが、マイクを使って車内に響き渡らせるのは本当に望まれていることなのだろうか。

というか、こういうの話の殆どはサービス向上とかのためではなく、相手から文句を言われないよう過剰に反応しているだけである。全ては日本人に不安感情の高い人が多いことに由来していると見るべきで、諸手を挙げて賞賛出来る話ではないように思う。この点を勘違いする人は多く、また賞賛するよう仕向ける人も多いのは非常に残念だ。


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posted by oyajiman at 2018年01月29日 22:00:00



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