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2017年01月26日

トランプと小泉が重なって見える

[つれづれなるままに]
先日、やっとトランプ大統領の就任演(日本語訳全文)を読んだ。

すごく普通のことを話しているよね。で、感じたのが、「トランプはわかりやすい見せかけの敵を作りつつ、実は国内の既得権(ワシントン)をぶっ壊す!と言ってるんだよね」ってこと。これはまさに小泉元首相の「自民党をぶっ壊す!」とおんなじじゃん。体裁を整えてコツコツと既得権を構築してきたワシントンなどの大都市圏に対する不満が、表面には現れないがかなりくすぶっていたんだろうね。

最近のトランプがらみでのアメリカの反応を見ていて、アメリカに対する印象が大きく変わってきた人も多いんじゃないかと思う。今まで伝わってきたアメリカは、ワシントンを代表とする大都市アメリカでしかなかった。だけど、どうもそれはアメリカの一面でしかなく、大都市と地方の格差が日本以上に大きい国なんじゃないかと。日本はど田舎にいってもかなりのインフラが整備されている。そもそも国土が狭いので、100Kmも走れば必ずそれなりの街にたどり着く。この日本の「ものすごい近いところに田舎がある」のが、外人にとって面白いんじゃなかろうか。逆にアメリカは、本当に田舎は田舎なんじゃないかと。もしかしたら、日本人がイメージしている北朝鮮や中国の都市部と田舎の格差に近いものがアメリカにもあるんじゃないかと最近思い始めたのだ。

そう考えると、トランプが一定の支持を受けるのもわかるような気がする。そして、トランプを支持している人は日本のサラリーマンのように、不満はあるがなかなか口に出せない人が多いのではなかろうか。

日本でも、生産年齢でありながら年収300万円以下の人たちに光を当てる政策打ち出す政治家が現れたら、何かが起こるかもしれんよ。


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posted by oyajiman at 2017年01月26日 22:00:00



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