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2016年07月18日

「儲かったら社員に分配するより貯めこんだほうが企業はうまくいく」は正しい

[つれづれなるままに]
儲かったら社員に分配するより貯めこんだほうが企業はうまくいく - 分裂勘違い君劇場の別館

これ、まさにその通りだと思う。最近経営者に近い立場になって、ますますその思いは強くなっている。

企業は金を溜め込み過ぎという論調は、年金の捻出に頭の痛い厚生労働省がそれを埋め合わせるべくやっている最賃引き上げとか定年引き上げとかが関連しているし、財務省が税収を上げるための隠れ蓑に使っているような気がする。そもそもの話として、金をガンガン社員にばらまいて少し逆風が吹いたら会社自体が倒れてしまうことになったとき、一番困るのは社員だ。誰も企業を助けてくれない。頼るべきは自分だけなのた。

社員の給与を上げても、その効果は半年くらい持てばいい程度でしかない。下手をすれば3ヶ月で高くなった給料に慣れてしまう。社員に意味もなくばらまいたって生産性など上がらないのである。一説では、地域の相場より1割り程度良ければ社員は会社を誇りに思えるらしい。他社より1割以上生産性を上げて、賃金も1割上げれいいわけだ。感覚的にもその程度で十分に思う。金をばらまいて不測の事態に備えられなくなるより、貯められるのであれば貯めておいたほうがいいに決まっている。

がっちり金を掴んでいる企業が低金利をうまく使ってレバレッジを掛けるのはいいと思う。ただそれは十二分に金がある企業であり、一気に現金を減らすリスクよりも、直接金融を利用して延べ払いにしたほうがリスクが少ないという当然の理屈からだ。

大体だな、「企業は溜め込み過ぎだ」とか「儲かった金を労働者に分配しろ」とか言う奴は社員を食わしてない奴ばかりだろ?中には社員の生活なんて関係ないという経営者もいるだろうが、そんなレアケースはどんどん法的措置に持ち込めばいい。殆どの会社は普通に経営しているわけで、その経営者の一番の頭痛の種は資金繰りだ。どんなに金があってもその金が一気になくなってしまう恐怖はなくならない。金がなくなったら支払いもできず給与も払えない。社員を食わせていくための金は莫大なものだ。なんの痛みもなく税金で金を集め、「足りねー」とか騒いでいる役人には決してわからないことだろう。自分で金を作ってみろって。

誰に男と言われようと、社員にしっかりと給料を払っていくことが経営者の第一の義務だ。そのためには厳しいことも言うし、貢献の高い社員は優遇し働きの悪いやつは閑職に追いやってでも排除する。当たり前だが、働かざるもの食うべからずなのだ。役人とか政治家とかもそうあるべきだよな。

最後に一つだけ。人間暇だとつまらないことばかり考えてしまう。世の中にあれこれ出ている話題の殆どは、当事者ではなく外野の暇人が想像の中で騒いでいることばかりだ。もっとみんな体動かせよ。

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posted by oyajiman at 2016年07月18日 22:00:00



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