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2016年07月12日

現状維持バイアスが強い奴

[つれづれなるままに]
先日、とある部署にある課題を与えた。とても小さな取引が件数では全体の30%だが、その売上に占める割合は10%しかなかった。その実績だけを見ると、無駄なことを喜々としてやっているように見えたからだ。

なので「小さな取引にかかる労力は大きな取引に比べて少ないのか。少ないとすればその度合はどのくらいか」「そもそもその小さな取引を追いかける意味があるのか。意味があるとすれば、もっと効率よくするためにはどうすればよいのか。」ということを投げかけたのだ。

すると、帰ってきた答えは予想通りで、「小さな取引にはさほど労力はかかっていないので、今まで通りで良い。」というものだった。まぁこんなもんだろ。現状維持バイアスはなかなか外れるものではないからだ。

業績を上げてさえいれば今まで通りでも全く問題ないのである。問題なのは業績が落ちているからで、それは今までどおりにしかやっていないからである。そのことが彼らにはわかっていない。口をついて出る言葉は「忙しい、大変だ」しかない。なぜ時間がないのか。それは自分の行動を見直すことさえしていないからである。現状の「忙しい」という感情に満足し自分を慰めているからである。なぜそういう根本的なこともわからないのだろう。

業績が落ちているのに現状が一番と思っている奴はほぼ例外なく仕事が出来ない奴が多い。それは現状を客観的に見る視点に欠け、問題点を発見できず、対応策を考えられないからである。だから、仕事ができるかどうかは課題を投げかけて見るに限る。

新しいことに取り組むのは、本来楽しいものだ。やってみたことのないことへのチャレンジ、どんなことが起こるのかという好奇心、うまく行った時の達成感や失敗した時の悔しさ、どれをとっても楽しいことばかりである。その楽しさをわからない人は、仕事の楽しさをわかっていない人だと俺は思っている。

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posted by oyajiman at 2016年07月12日 22:00:00



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