ちょっと気になるエントリを発見。
こちらが発端。
低気圧が来ると自律神経が乱れて片頭痛が起きるという嘘!-Ph・ドクターGの健康塾
低気圧が来ると自律神経が乱れて、片頭痛が起きるという嘘!(続き)-Ph・ドクターGの健康塾
低気圧が来ると自律神経が乱れて片頭痛が起きるという嘘!(完結編)-Ph・ドクターGの健康塾
これらの反論?
低気圧が来ると自律神経が乱れて片頭痛が起きるという嘘!
ここから話は一気に脇道にそれる。こういう話でよく聞くのが「気圧が下がると血管が膨張し、自律神経を乱す」ってやつ。これ、にわかに信じられないんだよね。いや、確かに影響はあると思う。だけどこういうのの殆どは、気圧が低いところに行って耳がキーンとなることから導き出されているような気がするわけ。そんな実体験と地上に上げられた深海魚や映画「トータルリコール」などの映像が思考に大きく影響しているような気がするんだよね。
確かに深海魚を地上に上げると目ん玉や内蔵を飛び出させているのはインパクトでかい。けれど、海では10m下がると1気圧上がるらしいので、水深200mに住む深海魚にはもともと20気圧の力がかかっている。それを地上に一気に上げると20気圧が1気圧になってしまい、体に溶けこんでいる気体が膨張して目ん玉ドビューン内蔵ベローンになってしまうわけ。その差20倍だもの、そりゃ何か起こるよ。逆に人間だって水中10mくらいは比較的すぐに潜れるだろう。その時の気圧は2気圧になっているはずで、潜った時に目ん玉が潰れるかといえばそんなことはない。
そもそも気圧ってのは真空でも0気圧になるだけで、その差は1気圧しかない。実際人間が真空状態に放置されても、目ん玉が飛び出したり血液が沸騰したりするかといえばそうではない模様。
人間が宇宙空間に晒されると破裂するのか?
実際に真空状態に晒された人もいるらしく、その時の映像もある。
事故で真空中に晒された研究者の実験映像
話を気圧と扁頭痛に戻そう。
人間の体は本当に微妙なバランスで成り立っているのは、医薬品を服用するたび痛感させられる。あんな小さな薬を飲むだけで体に影響がでるって恐ろしいよね。だから気圧の変化が何らかの影響をあたえるのは当然かもしれんね。
とまぁ、気圧と扁頭痛の話から人間が真空状態にさらされるとどうなるかに考えが及んだので書いてみた。反省はしていない。