Linuxからアホ話まで、何でもありでござる

2015年09月12日

土で作られた堤防に文句言う奴

[つれづれなるままに]
先日の大雨の被害はかなりのものだった。俺の済む宮城県も川が氾濫したし、TVでは鬼怒川の様子がずっと流れていた。津波もそうだが、水の持つエネルギーは半端じゃないのがよく分かる。

TVで、某キャスターが「堤防が土で作られているのが問題だ」みたいなことを何度か口にしていたが、堤防は土で作るのが基本だ。ダムでも岩石や、砂利、砂、土質材料を使用したロックフィルダムや粘土、土砂などを主材とするアースフィルダムという物がある。だから土を使用して水をせき止めるというのは不思議でもなんでもない。決壊しにくいようにするには単純に堤防のサイズを大きくすればいい。堤防の大きさは計画高水位などから決められる。当然建設コストとの見合いもあるので、数百年に一度というような確率でしか起きないことは想定していない。そんな滅多に起こらないであろうことに過大なコストを掛けるのは意味が無い。

では、某キャスターが言うように、堤防の素材をコンクリートなどに変えればいいのかというとそうでもなかったりする。これは堤防全体の設計に関わるので、今回決壊した部分がコンクリートだったら大丈夫だったのかはなんとも言えない。仮に決壊した部分がコンクリートだったとした場合、コンクリから土に変わる部分がやられる可能性は否定出来ず、それを防ぐためには全てコンクリで堤防を作らねばならない。それも少々非現実的な話だろう。

最後にちょっとだけ嫌味。以前「災害時にはTwitter」とかホザいている奴らを多数見かけたが、今回Twitterって役に立ったのかな?あの頃より更にモバイルの普及率は上がっているはずだけどな。マスコミも「Twitterとかで連絡を取り合い・・・」とか全然言っていないみたいだけど。

ブログランキング・にほんブログ村へ

ブログランキング・にほんブログ村へ
posted by oyajiman at 2015年09月12日 22:00:00



コメント

コメントはありません

トラックバック

トラックバック
このエントリにトラックバックはありません
このトラックバックURLを使ってこの記事にトラックバックを送ることができます。 もしあなたのブログがトラックバック送信に対応していない場合にはこちらのフォームからトラックバックを送信することができます。.

コメントする