Linuxからアホ話まで、何でもありでござる

2015年04月27日

経営者の「何でも言ってくれ」は方便でしかない

[つれづれなるままに]
経営者とかそれに近い立場の人が「文句があったら何でも言ってくれ」というのを聞いたことがある人は少なくないだろう。「文句があったら何でも直接私に言って欲しい。私はそれに対し真摯に耳を傾けるし、決して怒ったりもしない。」大体こんな言い方ではなかろうか。

さて、この言葉は額面通り受け取って良いだろうか。

額面通りに受け取る人間はただの「阿呆」である。なぜなら、良い経営者はそんな言葉を発しなくても聞く耳を持っているからだ。聞く耳を持っていないから裏で不平不満が出る。それをゴマすり茶坊主が経営者にチクるからこういう言葉が出てくる。つまり、耳障りの良い言葉だけを採用し公平な判断に欠ける経営者だから起こっている現象なのだ。

本当に聞く耳を持ちたいと思う人なら、なぜ誰も本音で話してくれないか自分自身に問いかけるはずだ。話してもらえないのは聞き出す工夫が不足しているし、言葉にならない言葉を読み取る力に欠けているからだ。

それを隠すため、彼らは「俺は聞く耳を持っているんだよ」と言葉だけでアピールする。しかしそれは表面を取り繕うためだけであり、決して本心ではない。それどころか「面と向かって言えないくせに影で文句を言うな」と言っているのである。だからこの言葉は決して真に受けてはいけないのである。

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posted by oyajiman at 2015年04月27日 22:00:00



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