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2014年06月10日

今の日本代表は本当に2006年の時と似ているのか

[決めてくれ~~]
ヤットがした発言が、いつのまにかこんな風になっちゃってる。

2006年ドイツ大会と同じ流れに。今の日本代表はコートジボワールに本当に勝てるのか? : コラム | J SPORTS

ドイツの時に似ているといえば似ているかもしれんが、あの時はミニゲームばっかりのトレーニングであったりチームの内紛が報道されたりと、内容としては全然違うものだと感じる。確かに2006年の代表も個々を見ればそれなりに強かった。しかし、初戦のオーストラリアとの試合を思い起こせば分かる通り、チーム内でははっきりとした約束事もなくバラバラの状態。現在のように緻密に積み上げてきた体制とは全く違う。あのドイツの悔しさを踏まえているから今の代表がある。

2006年の代表はそれなりに戦う試合もあったが、この前のコンフェデレーションズカップの時のような、それなりのコンディションの超強豪に真正面からぶつかって撃沈したという経験は無い。あの時味わった「世界との差」は確実に今のメンバーに刷り込まれている。

何より違うのは監督だ。ジーコはクロアチア戦に引き分けて初めてチームの約束事を決めたという。わかりやすく言えば、ジーコは素材を集めて鍋に放り込んだだけの監督だった。個の力がそれなりにあったのでそこそこの成績を残せたが、あの時の監督がザッケローニやオシムであったら、アジア予選はもっと簡単に通過していただろうし、本戦でももう少し良い成績が残せていたような気がする。初戦のオーストラリア戦のような、チームのディフェンスとオフェンスの意志が全く噛み合っていない試合など二度と見たくない。

個人的には2006年の時よりも2002年に似ているような気がする。あの時は本戦前の3試合はいずれも勝ちは無かったが、ホンジュラスに3-3、ノルウェーに0-3、スウェーデンに1-1と、失点は7、得点はたったの4点しかない(内1点はオウンゴール)。あの時と圧倒的に違うのは攻撃力だけに見える。

問題の2006年と比べても、実はそんなに共通点はない。あの時は強豪ドイツにあわやかつかもという試合をしただけである。結果だけを見れば3戦で1勝2分だ。ドイツはコンディション最低の時期だったであろうから、すこし元気だったかもしれない日本代表が善戦するのは、今にして思えば何ら不思議ではない。しかし、あれでメンバーが自分達の力を過信してしまったのはあるかもしれん。

翻って、今のメンバーを見て欲しい。あいつらが「俺達は強い」と天狗になっているように見えるだろうか。真剣勝負だから勝てるかどうかはわからない。だが、あいつらは確実にベスト4以上を本気で狙っている。だから、まだまだ足りない、もっとうまくなりたい、もっと強くなりたいと思っている。そんな欲張りコゾーの集まりである。勝つためには個を主張しながらも個を殺し、チームとして最善の方法を探る。そんな事ができるチームが2006年と同じとは到底思えないのだが、どうか。

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posted by oyajiman at 2014年06月10日 01:00:00



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