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2013年10月10日

手倉森誠氏のリオ五輪代表監督就任とベガルタ退任について

[決めてくれ~~]
俺の出身である青森県では今でこそ青森山田が有名であるが、俺の高校時代は五戸高校と光星学院が頭ひとつ抜けた二強であった。だから、トーナメント表を見て「ああ、今年は三回戦でオシマイかぁ」とか「うまく行けば準決勝まで行けるぞ!」とか思ったものだ。五戸とは公式戦で一度だけ当たったことがあるが、ノーバウンドでのサイドチェンジやそのロングパスをサクッとトラップする技術の高さに「こりゃかなわんわ」と思ったものだ。

手倉森兄弟が高校サッカーで活躍したのは俺が卒業してからだが、珍しい名字でもあったし出身の青森の代表でもあったのでとても記憶に残っている。その選手がいつの間にかコーチになり、ついにはベガルタの監督になった。監督としての手腕はその結果が表しているように思う。代表に呼ばれるような選手がほとんどいないチームをまとめあげ、監督就任後から昨季まで着実に順位を上げてきた。特筆すべきは負けと失点の少なさで、チームとしての戦術をしっかりと作り上げた結果だと思う。

そんな手倉森氏であるが、なんとまぁリオ五輪代表監督就任が決まったらしい。見る人は見ていたというところだろうか。実績から見ると、若手の育成は予想以上の成果を出してくれるかもしれないと期待している。但し、それを実現するには比較的長い期間を彼に与える必要があるのではなかろうか。

リオ五輪代表監督就任はめでたいし、こてんぱんにヤラれた五戸高校出身者であることになんとなく親近感を覚えてうれしいが、今後のベガルタを思うと気分が落ち込む。長期的な育成や徹底したチーム戦術のバランスが崩れてしまうのでは無いかと危惧してしまう。今期は点を取って勝ちを増やそうとした結果、少しチームのバランスが崩れてしまったように見える。だからいつもより少しではあるが失点も負けも多い。手倉森氏が監督を続けるなら、このバランスの崩れはそれなりに修正してくるだろう。しかし、新しい監督がバランスをますます崩してしまう可能性は高い。図抜けた選手がいないベガルタは、バランスが命だ。バランスが崩れれば、個で打開できないだけにJ2降格圏まで一気に落ちてしまうだろう。それが心配でならない。

と、少し暗い気持ちになってしまったが、手倉森氏の今後の活躍には本当に期待している。

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posted by oyajiman at 2013年10月10日 23:00:00



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