そんなふうに思ったきっかけはコレ。
髪や爪にも効果 コラーゲン、そのとり方はNG :日本経済新聞
いやはや、まぁ宣伝の一貫なんだろうが、恥ずかしげもなくインチキ商法とも言えるコラーゲンについてこんなことを書くとは恐るべし。コラーゲンの何がインチキかは少し知識のある人ならわかっているはず。例えば、
「健康食品」の安全性・有効性情報〔独立行政法人 国立健康・栄養研究所〕の
コラーゲン(最初に同意画面がでます)とかを読んでみればいい。似たようなことは
コラーゲン - Wikipediaにも書いてある。
そもそも経口摂取されたコラーゲンはそのままの形で体内に取り込まれることはない。だからあんなゼラチン質みたいなものを食ったからといって何が起こるわけでもない。これと全く逆の話がコレ。
【牛乳を信じるな 70p】 例えば、赤ちゃんに牛乳を注射するとすぐに死んでしまうと言う事実。
コレなんかは馬鹿らしくて何も言う気になれないのだが、静脈に注射すれば死んでしまうような異種たんぱくでも経口摂取すれば死なない。つまり牛乳(というか食物)はそのままの形で体内に取り込まれることはない。コラーゲンとて同じ事だ。
ではなぜコラーゲンがここまで話題になるのか。そのヒントのひとつはコストにある。はっきりいうとコラーゲンは安いのだ。食品加工とかで出てくる「生ごみ」的なものから作れるのだから安くて当たり前。それを加工して保存が効くような状態にしておけばロスも出ない。あとは「健康によい」とか「お肌プルプル」といった言葉で売り込めば良いだけだ。もうひとつは摂取してもほとんどなにも起こらないということ。もともとタンパク質なので食べてもほとんど悪影響は出ない。というか出るはずがない。害はほとんどないし安いしで、こりゃボロ儲けだわwwwwってことだ。
そんな商売のうまい人達に踊らされているだけだってことなんだが、まー、信じるものは救われるのかバカを見るのかは誰もわからん。ただ言えることは、知らないってことは幸せなことなんだよなってことだけだ。じゃあの。