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2012年04月11日

休憩が取れないのは会社のせいという理論

[だめだこりゃ]
友人から聞いた話。友人の会社で社員と個人面談をしたところ、とある社員から「休憩が取れないのでどうにかして欲しい」みたいな話が出たという。とある部署ではその業務内容から休憩時間を2時間にしているのだが、「2時間休憩なんて取れない(のでどうにかして欲しい)」みたいな話らしい。

その会社では個人別に契約書を交わし、その契約書に休憩時間等の労働条件の項目も入っている。2時間休憩の部署もきちんと契約書にその項目が記載されており、当然ながらその条項に納得したから契約を交わしたはずである。それなのに契約締結後に「休憩が取れない」などとほざく。挙句の果てに「2時間休憩の理由は?」と聞かれたらしい。その話を聞きながら、「おいおいそれはないだろ」と思った。そんなのは「この道路はなぜ40Km/h規制なのか」と言っているようなものだ。全体のバランスとか業務内容から会社が決めた契約内容に不満があるのであれば契約しなくてもOKだし、契約したからにはその前提を如何にして実現するかに照準を当てるのが筋というものだ。実際その会社では2時間休憩をきちんと取れている部署もあるという。なぜ自分の部署はできないのか、その原因をきちんと把握し対策することもなく、できないから基準を変えて欲しいでは小学生にも劣る。ましてや残業代を払わないわけではないのに、である。こんな社員と契約したことを心から悔やんだという。その部署は採算が合わないことも多いため、本気で業務縮小も頭をよぎったと言っていた。

こういう輩は意外に多い。できない理由をそれなりに語るのであるが具体的な内容は皆無だ。そして「忙しい」とか「時間が足りない」とか「人手が足りない」とかという感覚論に終始する。どのくらいを忙しいというのか、時間は何時間不足しているのか、あと何人いればいいのか・・・それよりなによりどういう状態を望んでいるのか全くわからない。そして、作業工程を見直し、無駄な作業を省いて手順を減らすなどの生産性アップ対策は全くといっていいほど出てこない。そんな頭の構造だからいつまでたっても改善しないのにそれがわかっていない。

改善にむけて様々な取り組みをしたがダメであったとなれば、それは基準が間違っている可能性が高い。「ルールを変えて欲しい」という場合は、それなりの理論武装をしてから望むべきではないのか。

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posted by oyajiman at 2012年04月11日 01:00:00



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