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2011年12月31日

「想定外」を都合良く使うな

[つれづれなるままに]
あれよあれよという間になぜか大晦日。こうやって歳を取って行くんだろうなぁ・・・とか、毎年書いているような気がする。爺様が同じ事ばかり話すのと同じだな。

今日とある記事を読んでいて、「我々は想定外という言葉は使わない」という文言に感動した。これは福島第一原発事故の対処に当たった自衛官指揮官の言葉なのだが、やはり戦に備える集団は言うことに重みがあるとつくづく思った。考えて見れば至極当たり前で、どんな場面でも最善の方法を瞬時に判断するためには予め想定しておくしかない。しかし、当事者である東電、政府、原子力なんちゃらホゲホゲ、果ては学者に至るまで「未曾有の災害による想定外の事態」みたいな言葉を平気で使っていた。今更ながらだが、プロとしてはもっとも恥ずべき言葉を軽々しく使っていたわけで、そういう見地からいえばみんなド素人だったって事なのかもしれん。

翻って自分のことを考えてみると、思った以上に「想定外」でバタバタすることが多いことに気がつく。正確にいうと想定はしているのだが可能性は低いと判断してその対策まで考えないことが多いのである。これはプロとしては失格のレベルなのかもしれん。もっともっと判断のスピードを上げて行かないとイカンなーと、先の言葉から痛感した次第。



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posted by oyajiman at 2011年12月31日 23:00:00



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