RD400の罠をクリアし、めでたく中型免許を取得。無謀な俺はすぐにバイク屋に行って発売後半年たらずのCBX400Fを購入した。
このバイクには思い出がありすぎて書き出したら止まらないので、単純にマシンインプレッション的なことだけに留めておくことにする。
ホンダファンが待ちわびた400cc4気筒マシンは、当時クラス最高出力の高回転型エンジン、あのCB400Fを彷彿とさせるエキパイ、プロリンクサス、インボードディスク、ブレーキトルクセンサー型アンチダイブと、期待を全く裏切らないものだった。
まずはその当時最高出力を誇ったエンジンについて。48psを11,000rpmで叩き出すそのエンジンは軽くよく回り、ライバルであったZ400FX、XJ400よりもショートストロークでトルクは若干低めだった。乗った人は大体「モーターみたいだね」という言葉を使うほどヒュンヒュン回ったっけ。エグゾーストノートも比較的マイルドだったのだが一応インライン4、7000回転くらいからエンジン音はそれなりに猛々しくなり9000回転以上では俗に言う「ホンダサウンド」だ。このエンジンのボアストロークは今のCB400 SUPER FOURとかと一緒である。なので、基本的には同じような味付けと思って構わないのではなかろうか。
注目された一つの「インボードディスク」だが、なんだかんだ言っても所詮はシングルディスク、効きはそれなりでしかなった。お世辞にも「超強力」とは言い難い。それどころかその形状からメンテは非常にしにくいし、ディスクローターが錆びやすい鋳鉄ということもあって、中でとんでもない錆び方をしていて驚いた。まぁ雨の日とかもお構いなしに乗っていたし、ジャバジャバ水をかけて洗っていたから当然かもしれん。
もう一つの注目であったプロリンクサスは初心者だったのでその効果はよくわかっていない。新車のころはとてもよく動いていたプロリンクサスだったが、乗りつづけるにつれ動きは渋くなっていった。本来ならオーバーホールしてメンテするべきだったのだろう。しかしそんなのお構いなしで乗っていたので、最後はリジッドじゃねーのこれというほど動かないサスになってしまった。
とてもとても思い入れの深いマシンではあるが、とんでもない状態になるまで乗り続けていたしはっきり言って大した性能でもなかったのでマシン性能にはさほど良い思い出はない。峠の下りでフロントブレーキがフェード気味になって全然止まらず泣けたとか、度重なる転倒等でホイールが歪み140Km/h以上ではハンドルが振れ出したっけとか、行きつけのバイク屋に行ったらミシュランの営業マンがきていて「あのバイクのリム、何インチ?」と聞かれ2.15と答えたら「日本のメーカーってダメだねー。そんなところでコスト下げても意味ないのにね。」と言われたとか、カムチェーンテンショナーがアレでガチャガチャうるさくなったとか、見た目以上に燃費はよくてロングツーリングでは30Km/l以上走ったのはざらだとか、ああ、書き出したら止まらん。
タイヤ前後4本、チェーン2本、マフラー2本、タンク3個、リアホイール1個、その他部品は数知れず・・・結構交換しているな。最後は5万円で下取りに出したこのマシン。つい最近では定価より高い値段で取引されているのをみてぶったまげたっけ。
oyajimanさん、待ってましたぁ――!、よぉっ日本一!
ブレーキは確かに全然甘かったですね~
反面エンジンはクァーンと一気に吹き上がるので危険この上なかったですが、右へ左へと扱い易かったかなぁ~?
赤信号ではXJ君とかに必ずシグナルを誘われるモテモテだったのですが、こんな風に並走してると、こりゃそのうち死ぬなと思って限定解除したのでした。
VF750Fは大体は無敵でしたけど、AMGメルセデスに負けた時は、これはとんでもない事になるぞと引いてしまった・・・
あの頃が懐かしい~