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2011年10月18日

Z750RS

[思い出のマシン]


ふと、俺が乗ったことがあるマシンってどのくらいあるのかなと思ったので、今まで乗ったことのあるバイクについて書いて行く事にした。

まず忘れてはならないのがZ750RS、そう、Z2って奴だ。このマシンは俺の大学の先輩が乗っていて、何度か後ろに乗せてもらった。それまでバイクになどそんなに興味がなかったのだが、この先輩のある行動から、俺はバイクにがっちりと心を捕まれてしまうことになる。

あるとき、俺はその先輩に「ちょっと構内を流すから後ろに乗れ」と言われた。構内とは大学構内のことである。俺と先輩は大学構内にある同じ学生寮に入っていて、夜中ともなれば構内は誰もいない素敵なコースとなる。少し構内を走ったあと、その先輩は一番長い直線の手前でマシンを止めた。マシンから下りるのかなと思った瞬間、その先輩はローで一気に急発進しやがった。俺の足はタンデムステップから見事に外れ、マシンから落ちなかったのが不思議なくらい。後ろにのけ反ったからだを支えているのはケツと先輩の体に回してある左手だけである。ほぼシートとズボンの摩擦力だけが頼りの状態だった。

それでもなぜかマシンのメーターだけは見えた。タコメーターはあっという間にレッドゾーンに吸い込まれマシンは一瞬にして時速80Kmまで加速。さらに先輩はセコにギアを入れて全開。すると、あの重い車体があっという間に時速120Kmに到達した。その直線は距離にしてたった500m程度である。

この加速が俺をキチガイにした。

こんなバケモノみたいな乗り物がこの世にあるとは知らなかった。250Kgもあるマシンを荒々しく加速するエンジン音にも痺れた。

俺のいまのマシンはローで時速120Kmを楽々越える。動力性能ならあの先輩のマシンより確実に上だろう。しかし、あの荒々しい加速は一生忘れる事はない。この出来事の半年後、俺はついに最初のマシン、CBX400Fを手に入れることになる。俺をバイクの虜にしてくれた記念すべきマシンがZ750RSなのだ。


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posted by oyajiman at 2011年10月18日 23:00:00



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