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2004年09月30日

虎の威を借りる

[だめだこりゃ]
外人にとって、日本人が自分のことを「○○会社の誰某です」と言うのは、とても不思議なことらしい。自分のことを言うのに、なぜ「○○会社の」とつけなければならないのだ、と言うのだ。

確かにそのとおりである。信用のある組織に勤めているから自分はそれなりの人間なんだと言うことだろうが、本当にそうなのか?組織の名前が消えたとたん、箸にも棒にも引っかからない人間だからこそ、つい「○○会社の」を付けてしまうのではないのか?

役所だとか銀行だとか、そういった大組織に勤めていて自分で決めて自分で行動できる人間は少ないはずである。そもそも大組織では個人プレーはごく一部の人間にしか許されない。きちんと歯車の一部になってもらわなくてはならないのだ。そういう人間が「○○会社の」と言うのはチャンチャラおかしい。その肩書きを取っても世に認めてもらえる人間は何人いるのだろうか。

一人でやっている人は名前だけで十分である。別に肩書きを重んじる必要も無いし、言われても気にもとめない。そういう人に「○○会社の」と言っても「それがどうした」でおしまいである。個人と個人でお付き合いする場合、肩書きなんて問題にはならないのである。

ビジネスとして話を進める場合、虎の威を借りたほうが有効な場合もある。それをひとつの有効な手段として用いることは否定しないし、いい方法だと思う。しかし、全てに関して虎の威を借りるような人間とは、話もしたくないしお付き合いもご遠慮させていただきたいものだ。そんな薄っぺらい人間と関わりを持っても、得るものは何もない。逆に自分のレベルを下げてしまうことになりかねない。

どこへ行っても、いろいろな人から信頼される人間になりたいものだ。

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posted by oyajiman at 2004年09月30日 22:43:45



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