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2010年07月20日

無駄は無駄と認めるべき

[だめだこりゃ]
心の友が「金が無い金が無い」とやかましい。金がないと言ってもそいつのことではなく、会社の資金繰りが悪化しているのだという。業績に現れないところでも金が出ていく構造になっていて、そのうえ業績も芳しくないので金が減っていく一方らしい。業績もさることながら現金がなくなるとそれこそ一巻の終りなので、本社「もなぜ業績が上がらないのだ」という感じで今まで以上にうるさいらしい。

俺は努力すれば業績が上がるという意見には全く賛同できない。様々な工夫や改善は業績を落とさないことには有効だが、それで業績が上がることなどまずありえない。そんなことで業績が上がるのだったら、潰れる会社など出るはずないのだ。業績を大きく左右するのは戦術ではなく戦略だ。なぜそれがわからないのだろう。儲からない構造の商売はどうやっても儲からない。それを打破するには「そこまでやるか」という大胆な戦略しかないのだ。

これは車に例えればよく判る。大きくてスピード出るしパワーのある車を持っていたとしよう。しかしその車はとても燃費が悪いし税金も高く、そのうえ維持費もかかる。お金に余裕があるうちは最高の乗り物と思っていたが、次第に回せる金が少なくなってきたらどうするか、である。まずはガソリン代の節約だ。アクセルの踏み方とかに気をつけて燃費を上げようとしてみたら少し効果があった。次は車体の軽量化だ。これも効果があり、燃費はまた少し良くなった。しかし、しかしである。税金や維持にかかる金のなかで、ガソリン代だけが多少へっても大した効果はない。大排気量の車はスーパーカブの燃費や維持費には絶対にならないのだ。一番金を使わない方法は、その車を捨てることなのだ。

商売もこれと同じで、ダメなものを持っていても仕方ないのだ。中にはロッシのように、どんなマシンでも乗りこなしてしまう経営者がいるから勘違いする阿呆も出てくるのだが、ほとんどの場合は構造的に儲からない商売は何をやっても無駄だ。スーパーカブのように小さくて維持費もかからず、壊れたら買い替えてしまえるような商売が一番長続きするし、逆に、燃費も悪く維持費もかかり税金も高い昔のアメ車のような商売は金をかけないようにすること自体が無理だ。なぜそれがわからないのだろう。

何もしないで諦めるのはどうなんだという意見もあるだろうが、見切りは早めにしないと傷口を広げてしまうだけなのも事実なのだ。

つか、悪くなる前に騒げよ。こうなることはもう一年以上前から予測して話していたし、もう何年も改善されていないということは、やり方がまずいかやる奴がダメか構造的に無理なのかしかないだろ。だったら取るべき手段は人を代えるかやめるしか道はないことなんて、誰が考えたってわかりそうなもんだけどな。まぁ、わかっちゃいるけど認めたく無いってことなんだろうな。はぁぁぁ・・・・

と、烏が言っていたような気がした今朝。今日も暑かったね。

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posted by oyajiman at 2010年07月20日 23:00:00



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