今回のアイスランドの火山噴火の影響は飛行機は飛ばなくなったことばかりが騒がれている。大陸を結ぶ交通網が遮断された影響は確かに大きいだろう。また、これが長く続けば経済に与える影響も計り知れない。
しかしだ、なにか忘れていないか?そう、気象に与える影響だ。
以前も火山噴火で空気中に大量の火山灰が放出され、その火山灰が太陽光をさえぎることで太陽の照射量が減り異常気象が起こったことがあったはずだ。覚えている人も多いかもしれないが、1991年のフィリピン ピナトゥボ山の大噴火である。(
ピナトゥボ山 - Wikipedia) あの大噴火で地表に達する太陽光が最大で5%減少し、北半球の平均気温が0.5℃から0.6℃、地球全体で約0.4℃下がったと言われている。
聞くところによると、今回の噴火が引き金になって、更なる噴火を誘発する危険性もあるという。さぁ温暖化どころじゃないぞ。どうするどうする?
しかし、この気象に与える影響についてはほとんど触れられない。それは確証がもてないということもあるだろうが、たったこれだけのことで気温が下がると言ったら、「エコ」とか「環境」とか「二酸化炭素」なんて話の信憑性が著しく下がるからではないかと思っている。信憑性が下がると「エコブーム」に乗っかっていたいマスコミとそのスポンサーは大打撃だからな。
ということで、半年後あたりに「オゾンホールがでかくなりましたぁ!」とマスコミが騒ぐのに一票。