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2010年03月07日

学校嫌い

[つれづれなるままに]
先日、愚息の卒業式に参列した。朝から不思議なくらい気分が重かったのだが、その理由は自分でも良くわからなかった。その理由がわかったのは、卒業式会場である学校の体育館を見た時だ。その会場に近づくにつれて、気分がますます重くなっていくのがはっきりと自覚できた。

何のことはない、俺は学校が嫌いだったのだ。みんなで一緒にとか先生の言う通りにとか、とにかくそういうのがとんでもなく嫌いだった。なかでも耐えきれなかったのが「みんなで一生懸命頑張ろう(キリッ」みたいな意味不明なノリだ。天邪鬼な俺には自己陶酔しているようにしか見えず、どうしても馴染めなかった。

教師に対する不信感もかなり強く持っていた。特になにをされたということはないのだが、言っていることとやっていることの差とか本音と建前の違いとか、そういった細かな矛盾を感じる事が多く、その感覚が積もり積もって大きな不信感となってしまったような気がする。

思い出してみると、俺は卒業式や入学式で感動したこともないしうれしさや寂ししさを感じたこともなかった。この場所とオサラバできるという安堵感と解放感とともに、次もまた学校にいかなくてはならないのかという閉塞感が入り混じり、何とも複雑な心境でしかなかったのだ。一番うれしかったのは、大学に退学届けを出したときだ。「もうこれで学校に行かなくてもいいんだ」と思うと、なぜか心が踊った。

そんな思いが、体育館に近づくにつれ蘇ってきた。自分がここまで学校が嫌いだったのを、この歳になって初めて理解で来たのは驚きだった。



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posted by oyajiman at 2010年03月07日 23:00:00



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