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2010年02月26日

それでいいんですか黄門様

[これでいいのか]
昨日、なんとなくTVを見ていたら水戸黄門の再放送が流れていた。黄門役は西村晃だったのだが、実を言うと西村晃での水戸黄門を見るのは初めてだった。弥七は今は亡き中谷一郎だったがお銀が出ていなかったのは残念だ。

という戯れ言はさておき、昨日のストーリーはこうである。

あるところに頑固だが腕の立つ櫛職人がいた。その職人には娘が二人いて、姉は取引先の問屋の若旦那に嫁ぐはずであったが職人の一番弟子と駆け落ちしてしまう。その後この職人はより一層頑固になって櫛の製作も滞りがちになる。そうこうしているうちに悪代官と極悪商人が結託して、利幅のでかい櫛の商売を奪い取ろうとする。それを黄門様が見事解決するという、まー、なんというか、超お決まりパターン。まぁそれはそれでよい。

問題は駆け落ちした姉と一番弟子の話だ。この夫婦を探し当てると、姉は心の病を患い一粒種の娘を残し既に他界していた。この弟子は娘を連れて親方に会いにいくのだが、親方は受け入れようとはしない。最後の切り札として出てきたのが、姉が今際の際に書いた父親に向けた手紙である。黄門様はこの手紙を妹に読ませるのだが、手紙では次々と驚くべき事実が白日の元にさらされていく。この姉は親方の実の娘ではなく、死んだ弟(弟子?だったかも)の子であること。この弟は母親が身ごもったときに他界したこと。哀れに思った職人がこの母親をめとって自分の子として育てたこと・・・などなど、そんな誰も知らないことを突然知らされた妹もビックリだ。

この手紙にはさらに驚くことが書かれてあった。それは駆け落ちの理由である。取引先の問屋の若旦那と縁談が決まったある日、姉は妹が若旦那に思いを寄せることを知る。姉は自分がいなくなれば妹の思いは遂げられると考え、一番弟子と駆け落ちしたと言うのである。なんということだ。一番弟子は当て馬だったのである。一番弟子はこのことを知っているのだろうか。もし知らなかったのであればまさに青天の霹靂だ。若旦那は姉に、妹は若旦那に、一番弟子は姉にそれぞれ思いを寄せていたということなのか?その状態で姉と一番弟子が消えても妹に幸せが来るとは限らない。事実、姉がいなくなってからも妹と若旦那の関係はまったく進んでいない。ああそれなのにそれなのに、そんなの今更暴露されても皆が困るだけだろう。全然一件落着じゃないよ黄門様。



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posted by oyajiman at 2010年02月26日 23:00:00



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